学生のためのクレジットカードの選び方と作り方


学生だけどいつからクレジットカードを作れるのかな?
作るとしたらどんなクレジットカードがあるのかな?
親にばれると困るから内緒で作成できないかな?
10代も後半になると徐々に上記のようなことが頭をよぎるのではないでしょうか。
実は皆さんが思っている以上にクレジットカードを作りたいと考えている学生って多いんです。
ここではクレジットカードをはじめて作る人から、持っているけどクレジットカードに関する情報をもっと知りたい!という人まで学生に必要なクレジットカード情報をたっぷりとご紹介します。

Contents
学生にクレジットカードは必要?そもそも作れるの?
クレジットカードは大人の証明、社会人のステータスというイメージを持つ人が多いと思います。
事実、社会人になるとクレジットカードのステータスが一種の信用に繋がることは多々あります。
そんなクレジットカードを学生が持つべきなの?
そもそも作ってもらえるの?と不安な学生もいるでしょう。
個人的には学生でもクレジットカードは持つべきだと思いますし、学生でも作れるクレジットカードはたくさんあります。
まずは、学生とクレジットカードの関係を見てみましょう。
大学生も高校生も専門学校生もみんな学生
まず一番はじめに知っておかなければならないこととして「学生」の定義です。
学生と一言にいっても学校に通っている人はみんな学生です。
高校生でも学生用クレジットカードを作れるのか?という疑問をよく耳にしますが、極端な話、小学生も学生なわけですよね(^^;
クレジットカード業界でいう学生は主に「大学生」「短期大学生」「大学院生」「専門学生」等、高校卒業後の進路に当たる学校を指します。
尚、 一部のクレジットカード会社では専門学校は認可校の学生のみを対象としていたり、高校生でも卒業前から申込みが可能にしていたりと自社での基準を持っています。

大学生、短大生、大学院生、認可専門学生はどのクレジットカード会社でも学生として扱われますが、クレジットカード会社によっては明確に学生を定義している会社もあります。
- 学生専用ライフカード
高校生を除く満18歳以上満25歳以下で、大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の方 - 三井住友カード系カード
研究生、聴講生、科目履修生、語学学校生、予備学校生、認可校以外の専門学校生の方は、「学生」として申し込み不可 - ANA JCBカード(学生用)
18歳以上の日本国内の大学、短大、専門学校、工業高専の4・5年生、大学院に在学中の方 - イオンカードセレクト
高校生でも高校卒業年度の1月1日以降であれば申込が可能
また、放送大学など通信制大学生の場合、基本的には学生として申し込みできますが、社会人入学等年齢制限にひっかかってしまう場合もありますので、各クレジットカードの入会基準をしっかりと確認してから申し込みすることをおすすめします。
学生にクレジットカードが必要な理由
学生の中には、学生にクレジットカードはいらないだろうと考えている人も少なからずいることでしょう。
クレジットカードは欲しいけどなんだか怖いと思っている人もいるかもしれませんね。
また、親や親戚などから実際に学生にはクレジットカードの必要性がないと言われたことがある人もいると思います。
しかし、私は学生でもクレジットカードを持つべきだと考えています。
もちろん私の個人的意見なので、絶対に必要とはいえませんがこんな意見もあるよという程度に見ていただけたら嬉しいです(^^♪
クレジットカードの保有率は80%超え
大手クレジットカード会社であるJCBの調査では、日本国内でのクレジットカード保有率が80%を超えると発表しています。
これは学生に限りませんが、平成29年に一般社団法人 日本クレジット協会が実施した大学生に限定した調査では大学生の約50%がクレジットカードを保有しているという結果が出ているんです。
また、そのうち90%以上が自分名義(家族カードではない)のクレジットカードを所持しているということです。
更に所持していない学生の約70%が今後クレジットカードを持ちたいと考えていることも判明しています。
(参考:一般社団法人日本クレジット協会「大学生に対するクレジットカードに関するアンケート(平成29年度)」結果報告書)
単に多数がクレジットカードを所持しているから全員持つべきだというわけではありません。
しかしながら、この結果は学生にもクレジットカードが必要な時代が到来したと考えることができるのではないでしょうか。
クレジットカードありきの時代に生きる学生たち
今まで学生がクレジットカードを必要とする理由の上位は海外旅行、留学、一人暮らしなどが占めていました。
未だ、海外旅行の傷害保険を目的とするクレジットカード申し込みは希望者が多く感じますが、近年はオークションを含むネットショッピングが急激に増加したり、ポイントやキャッシュバックなどの還元内容が充実したりとクレジットカードを保有していることで得られるメリットが豊富になってきています。
楽天カードが学生に人気なことも理解できますよね。
また、携帯電話料金やスポーツクラブの年会費などを提携クレジットカードで支払うと通常よりも大きな特典や還元を受けられるなど今までは「現金がなくてもショッピングできる」という借金に近かったイメージが変わってきているのも事実です。
中には学生証にクレジットカード機能がついている場合もあります。
学生ではありませんが、私の息子が通うスイミングスクールでは提携クレジットカードに加入しなければスクールへの入会すらできません(:_;)
こんな時代を生きる学生です。
クレジットカードの1枚や2枚持つ必要もあるのではないでしょうか。
社会人に必須のお金の管理は学生のうちから
これだけ学生にもクレジットカードが必要と言っておいてなんですが…。
上記の調査結果とは真逆に学生の親御さんたちは子どもにクレジットカードを持たせたくないと考えている人が多いようです。
その理由はやはり「お金の管理ができる年齢ではない」「お金に対するありがたみを知らない人間になる」「我慢のできない大人になる」などお金の管理に関することでした。
仰ることはごもっとも。
私自身、10代でマルイカード(現在のエポスカード)を作り、買い物三昧してしまい苦しんだ経験を持っています。
クレジットカードの請求って締め日や支払日の関係でどうしても思うようにいかないことがあります。
自分では締め日前に使っていてもデータのやり取りなどショップとカード会社の事情で請求がずれ込んでしまうなんてことは当たり前。
特にガソリンスタンドでの利用やETCは数か月ずれ込むのが普通です。
このような管理を学生がすべてできるのかという問題は確かにありますし、実際問題管理できずに支払い困難になる人もいるでしょう。
でもそれって社会人になったらいきなりできるのでしょうか。
私はできないと考えています。
たとえ30代になってもできない人にはできません。
クレジットカードに申し込むことも、使うことも、支払うこともすべて経験が必要だと思うんです。
失敗する人もいるでしょう。
でも学生のうちに小さな失敗をすることで社会人になった時、人生に影響を与えるほど大きな失敗をしにくくなると思うんです。
だからこそ、社会人になった時のために学生のうちからクレジットカードを通してお金の管理を学ぶ必要があるのではないでしょうか。
学生がクレジットカードを作る前に知るべきこと
自分の責任でクレジットカードを使うこと
学生とはいえ自分名義のクレジットカードに申し込むということは、自分自身が責任をもってクレジットカードを利用する必要があります。
使いたいだけ使って、支払いができなくなったら親に頼ればよいと考えいる人はいないと思いますが、万が一にもそんな考えを持った人がいるのであればクレジットカードを作るべきではありません。
クレジットカードを作る前に知るべきことはたくさんありますが、まずはクレジットカードを使うということはカード会社にお金を借りることと同じであるということをしっかりと認識してください。
言い換えれば人様に借金をすることと同じです。
使える金額は支払える金額の2/3程度
自分が管理しているお金はクレジットカードの支払い以外にも現金として使用することがあると思います。
間違っても「来月はアルバイトの給料が10万円入るから10万円買い物できる」なんて思わないでくださいね。
現金を使う頻度や金額にもよりますが、クレジットカードを利用するときは支払えると思っている金額の2/3程度の金額までにしましょう。
クレジットカードの管理は厳重に
飲み会で酔っ払って財布を落としてしまったなんて経験がある人もいるかもしれませんが、クレジットカードの入った財布を落とした場合、現金を落とした時よりも被害が大きくなる可能性があります。
万が一、不正利用された場合はカード会社の保険などで支払いが免除されることもありますが、それも100%とは言い切れません。
クレジットカードを使う予定がないときは自宅に保管するなど、クレジットカードの管理をしっかりとしましょう。
クレジットカードの基礎知識を身に着けよう
クレジットカードをただ使うだけなら何の知識がなくても使えますが、自分名義のクレジットカードを持つということはただ使うだけではNG。

そのためにはクレジットカードの基礎知識は絶対に必要になります。
締め日と支払日や支払い回数、提携店に加盟店、優待店などショップの違い、ポイントやキャッシュバックなど知るべきことがたくさんあります。
クレジットカードのパンフレット等に記載されている内容は理解できる程度の知識を身につけましょう。
学生を最大限に活かすなら学生専用クレジットカード
社会人として自立した大人だけが持てるアイテムのイメージが強いクレジットカード。
しかし、社会人では持てないクレジットカードがあるんです。
社会人にしか持てない(イメージの)クレジットカードなのに社会人では持てないってどういうこと?と若干苦笑いしてしまう表現ですね。
実はクレジットカードの中には学生という身分の人にしか発行していないクレジットカードがあります。
それが俗に言う学生専用クレジットカードです。
収入が不安定orない学生にクレジットカードを発行するのはなぜ?
よくクレジットカードの申込条件に「安定した収入のある方」という項目がありますよね。
学生の本分は学業というだけあり、一般的に学生が安定した収入を得ることは難しいと考えられます。
そんな学生にカード会社がクレジットカードを発行する理由は何でしょう。
他のページでも告白していますが、私は過去に某信販会社(クレジットカードを発行している会社)に勤務していました。
既に10年以上前になりますが、その時点でもクレジットカードは1000近い種類がありました。
また日本全国のクレジットカード発行枚数は億を優に超えます。
そうなるとカード会社はいかに自社のクレジットカード会員を増やすかを考えるわけです。
クレジットカードは一度作るとそのカードを長期的に使い続ける傾向にあります。
学生のうちから自社のクレジットカードを利用し続けてもらうことで長期的な会員獲得につなげることができると考えるわけです。

学生という身分を最大限に活用しよう
不安定な収入でクレジットカードを作れるというだけでも学生という身分を活かしているといえますが、学生用クレジットカードにはそれ以上のメリットがあります。 2.ハイステータスカードにランクアップできる 3.還元率が高い 4.優待や特典が豊富
審査については後に詳しく書きますが、学生は社会人に比べて審査に通りやすい傾向にあります。
学生という身分が審査に大きな影響を与えるんです。
社会人になってからステータス性の高いカードに申し込むと少なからずハードルは上がります。
しかし、学生専用カードの中には卒業と同時に学生カードが一般カードやゴールドカードにランクアップするカードがあります。
学生のうちにこれらの高ステータスカードを保有することは、その後のクレジットカードライフに大きなメリットを与えてくれるでしょう。
一般カードと比較すると学生クレジットカードはポイントやキャッシュバックの還元率が高かったり、プレゼントポイントがついたりと還元率が高い場合が多くあります。
一般カードでは有料のサービスを無料で使えたり、入会後一定期間ポイントが数倍になるなど学生クレジットカードにしかつかない優待や特典が多数あります。
上記の他に年会費が無料になったり、海外旅行傷害保険が付帯されるなども特徴の一つですが、これらは一般のクレジットカードでもよくあることなのでここでは割愛します。
知らなきゃ損する学生クレジットカードの選び方
さて、クレジットカードの申し込みを考えている学生のほとんどがどのクレジットカードが良いかわからず悩んでいます。
これは学生に限りませんが、1000を超えるクレジットカードの中から自分に合った1枚を見つけるのは結構大変なこと。
私がおすすめするクレジットカードの選び方はたったひとつ!
自分のライフスタイルに合っていること。
海外旅行へ行かないのに海外旅行傷害保険が充実したカードを持っても意味がありませんし、ネットショッピングをしないのにネットショッピングで高還元を受けられるカードを持っても満足いく還元を受けられません。
だからこそ、自分のライフスタイルに合ったクレジットカードを選ぶことが重要なんです。
学生が作れるクレジットカードの特徴
具体的なクレジットカードをご紹介する前に学生が作れる主なクレジットカードの特徴を見ていきましょう。
学生専用カードは学生でも作れるカードと一味違う
学生が持てるクレジットカードには大きく分けて2種類あります。
1つは学生しか作ることができない学生に限定された学生専用のカードで、学生以外の人がどんなに頑張っても入会することができません。
大きな特徴は、還元率や優待などの付帯サービスが充実しています。
もう1つは社会人でも学生でも年齢などの諸条件をクリアしていれば申し込みできるカードで、基本的に18歳以上、20歳以上などの年齢と安定した収入が条件になります。
この場合は学生であっても社会人と同じ扱いになるため、学生専用カードと比較すると優待などの特典が少ない傾向にありますが、用途によっては学生専用カードよりも還元を受けられるカードもあります。
今、絶大な人気を誇る楽天カードがその代表です。
学生専用ではないため、学生に特化した還元率アップなどはありませんが楽天市場を頻繁に使う人にとっては、学生専用カードよりも多くの特典を受けることができますね。
その他、学生や社会人とは関係なく20代限定など年齢で限定されたクレジットカードもあります。
海外利用が目的なら国際ブランドと保険に注目
海外旅行や海外留学など海外での利用を目的としてクレジットカードを選ぶ場合には、使いたい国際ブランドと付帯の海外旅行傷害保険に焦点を当てましょう。
主な国際ブランドはVISA、Master card、JCBが一般的ですが、日本が誇る国際ブランドJCBは残念ながら海外利用に強いとは言えません。
以前はVISA、Master cardによって使用可能店舗の多い地域が異なっていたため、渡航先によって使い分ける必要がありましたが、現在ではクレジットカードが普及している地域であればさほど差はないので好みで選んでよいでしょう。
但し、中国での利用を目的とするなら銀聯カード(ユニオンペイ)は必須でしょう。
中国が発行している銀聯カードの発行枚数は65億枚を超え、世界一発行枚数の多いクレジットカードとなっており、中国国民のほとんどが所有しているといっても過言ではありません。(中国では主にデビットカードとして使われています)
尚、現在、日本国内で銀聯カードを作れるのは三井住友カードと三菱UFJニコスだけで、それぞれメインカードの子カードとして発行しています。
また、海外旅行傷害保険を目的とする場合は保険内容(補償金額)と付帯条件の確認が必要です。
海外旅行傷害保険の最高補償金額はそれぞれのクレジットカードにより異なり、最高2000万円が比較的多いラインでしょう。
その中でセゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードの補償金額は最高3000万円と頭一つ出ています。
そして忘れてはならないのが付帯条件。
クレジットカードの保険には自動付帯と利用付帯があり、海外旅行傷害保険の場合はそのほとんどが自動付帯になっていますが、作る前にしっかりと確認しておきましょう。
自動付帯:クレジットカードを持っているだけで保険適用
利用付帯:旅行に関する代金をクレジットカードで支払った場合のみ保険適用
ショッピングには最強カードが存在する
女の子に人気の駅ビル系商業施設やゲームや通信機器に強い家電量販店、今や当たり前となったネットショッピングなど、平成の間にものすごい進化を遂げたお買い物事情。
これらのショッピングにはそれぞれに最強カードと言われるクレジットカードが存在することが非常に多いんです。
これを知らずにクレジットカードを作ってしまうとお得な特典を受けられなかったなんて残念な結果になることも。
駅ビル系をはじめとする商業施設では提携クレジットカードを所有していることで限定セールに招待されることも珍しくありません。
また、それぞれの提携クレジットカードに共通する最大の目玉は提携施設のショッピングで還元率が大幅アップすること。
還元されたポイントやキャッシュバックは直接お買い物に使えることが多く、お小遣いの節約になること間違えナシです。
メインバンク発行の銀行系カードは現金主義者の味方
現金主義だけど万が一のためにクレジットカードも保有したいという人も多いと思います。
どんなに現金で支払いたくても、プロバイダなどクレジットカードじゃないと決済できないサービスがあるので当然の考えです。
このような場合は自分がメインで使っている(預金している)銀行が発行する銀行系クレジットカードを検討すると良いでしょう。
銀行系クレジットカードはステータスが高いことで知られていますが、カードを発行する銀行をメインバンクとして使っている場合には銀行の利用がより便利になります。
ATMの時間外手数料が優遇されたり、預金被害補償額が大幅アップしたりと現金主義者にはうれしい特典が満載なんです。
飛行機や空港サービス利用に欠かせないマイレージ
帰省に飛行機を使ったり、趣味で頻繁に旅行へ行ったりと国内外問わず飛行機を使う学生はやはりマイルを貯めたいことでしょう。
かつてマイレージは出張が多い社会人のためのポイントプログラムというイメージが強かったですが、昨今ではJALやANAが学生専用カードを発行するなど学生にも優しい環境が整ってきました。
一般的なクレジットカードのポイントをマイルに交換できる仕組みも多数存在しますが、マイルを貯めたいという目的がしっかりとあるのであれば航空系クレジットカードを検討してみてはいかがでしょうか
また、空港のラウンジ利用など航空サービスを受けたいのであればセゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードなどラウンジ利用が特典になっているカードを選択しても良いと思います。
日常使いをしたいなら高い還元率のカードがお得
特に大きな目的がないけど公共料金や携帯電話の支払い、日常的なお買い物の決済に利用したいという人もいますよね。
社会人の場合はこのパターンが結構多いです。
このような場合、私がおすすめするのは2パターン。
1つは特定の利用に限らずどんな利用(キャッシングなど一部の利用を除く)に対してもある程度高めの還元を得られるカード。
提携カードは提携店で利用した場合の還元率が高い代わりに、その他の利用では少し低めの還元率が設定されている場合が多いですが、均等にある程度高めの還元を受けられるカードは店舗を選ばないのでトータルして多くの還元を受けられることになります。
そしてもう1つは携帯電話のキャリアやよく行くコンビニ、スーパーの提携カード。
特に携帯電話料金は必ず毎月発生するので、自分が使うキャリアの提携カードで料金を支払うだけで年間で多くの還元を受けられます。
また、コンビニやスーパーの提携カードではポイントやキャッシュバックとしての還元は期待できませんが、商品を〇%オフで購入できたり、クレジットカード会員限定価格で商品を購入できるなど独自の特典が豊富です。

これで毎月2,000円~3,000円分のポイントを獲得しており、年間にすると万単位のポイント還元を受けていることになります。
社会人になった将来を見据えたハイステータスカード
クレジットカードは信頼の証。
以前どこかのカード会社がCMでそんなことを言っていた気がします。
クレジットカードには審査がつきもの。
ハイステータスのクレジットカードを持っているということはその人自身が社会的に信頼されているという証になるんです。
ゴールドカードやプラチナカードを持っている人を見たら「あっ!この人なんだかすごい」と思いませんか?
それと同じことです。
ステータス性の高いカードはそれなりに審査も厳しくなりますが、社会人と比較して学生はクレジットカードの審査に通りやすい傾向にあります。
審査に通りやすい学生のうちに将来のステータスを手に入れてしまおうというわけです。
学生専用カードの中には将来ゴールドカードにランクアップすることが約束されているカードもありますので、是非チェックしてみてくださいね。
年会費無料は当たり前の時代
よく学生がクレジットカードを作るなら年会費無料を選びなさいというアドバイスを目にします。
確かに言う通りなんですが、今の時代は年会費無料が当たり前になってきています。
逆に年会費が有料の場合はそのお金を払うだけのメリットがあるのかを考えるくらいです。
学生専用カードの中には通常年会費が有料になるが、学生のうちは年会費無料で持てるというクレジットカードも多数あります。
このようなカードの場合は、年会費を支払う想定で特典やサービスを見定めなければなりません。
学生はエンドレスではありませんよね。
学生ではなくなった時、自動的に年会費が発生することを考えて、その年会費を支払っても持っていたいクレジットカードなのかを考えましょう。
もちろん社会人になった時に解約するのも一つの手段ではあります。
スマホで簡単学生クレジットカードの作り方
クレジットカードってどうやって作ればいいの?
学生でも作れる?
どのカードを選ぶ?
学生がクレジットカードを作ろうとした時に疑問に思う3大疑問の1つですね。
今は何でもネットの時代。
しかもパソコンがなくてもスマホ1つで何でもできちゃう時代です。
以前、論文をスマホで作成する学生がいるというニュースを見て驚いた私です。
クレジットカードの申し込みもスマホで簡単にできちゃいます。
論文よりもずっと簡単なので安心してくださいね!
学生がクレジットカードを持つまでの流れ
まずは学生がクレジットカードを手にするまでのおおまかな流れを見てみましょう。
各カード会社によって順番や内容が多少異なりますが、基本的には以下の通りです。
作りたいクレジットカードの公式サイトにアクセスしましょう。
GoogleやYahoo! JAPANなどから検索できますが、当サイトに掲載されているクレジットカードなら当サイトから一発アクセス可能です。
カード会社により多少異なりますが、クレジットカードを作る時に必要なものがあります。基本的には下記のとおりです。
・本人確認書類(身分証明書)
運転免許証や保険証、パスポートなどが一般的です。
・金融機関口座情報がわかるもの
カードの利用料金を引き落とすための銀行口座情報です。支店名などが詳細に書かれていることから預金通帳がおすすめですが、支店名がわかればキャッシュカードでも代用できます。
また、最近ではネットで手続きできる金融機関やカード会社も増えていますので、申し込み時に公式サイトで確認してみましょう。
・金融機関の届出印
銀行などで口座を開設する際に届け出ている届出印(銀行印)です。最近ではネットバンクが増えたこともあり、銀行印なしで口座開設できる金融機関も増えてきています。
その流れによりカード申込時に銀行印不要の場合もありますので、詳細は申し込み前に確認してくださいね。
・親権者の同意書(未成年の場合)
未成年がクレジットカードを作る場合、親権者の同意が必要であることは既にお伝えしています。
この際の確認方法として同意書が必要な場合があります。ネットの普及によりネット上の手続きのみで同意できるカード会社が増えてきていますが、中には申し込み後に書類が届き、記入・返送が必要なカード会社もあります。申し込み前に親などの保護者にしっかりと了承を得て、書類記載が可能な状況をつくっておきましょう。
ほとんどの公式サイトで「申し込みはこちら」「〇〇カードに申し込む」など、わかりやすい表現のリンクボタンが大きく表示されていますのでクリック(タップ)です。
このリンクボタンを押したからといって絶対に申し込みしなければならないわけではないのでまずは押してみましょう。
氏名や生年月日、住所などにはじまり学校やアルバイト先情報などクレジットカードの審査に必要な情報を入力します。この時に注意してほしいのは絶対に嘘は入力しないこと。
アルバイトをしていないのにしていると申告したり、学生ローンを借りているのに借入なしと申告するなどは虚偽報告といっていきなり信用が墜落します。また、虚偽報告によって一旦は望んだ通りのクレジットカードを手にしたとしても、いつかは確実にバレます。
実際に私が審査部で審査を担当していた時にあったことですので、あえて事前にお伝えしてみました。
ここで皆さんがすることは何もありませんが、審査に必要な確認事項がある場合にはカード会社から連絡が入ることがあります。
申込者が学生の場合、一番多いのが親権者(保護者・親など)の意思確認ですね。未成年の場合は親権者の同意が必要になるので、学生でも成人していない人は全員親権者への連絡が入ると認識しておきましょう。
その他に連絡が入る可能性があるとすれば、アルバイト先を申告した際の在籍確認や申し込み内容に不明点があった場合の確認などでしょう。
カード会社によって審査結果を電話やメールで通知してくれる場合もありますが、いきなりカードが届くこともあります。審査に通らなかった場合は、電話、メール、書面などで審査に落ちた旨の連絡がきますので、何の連絡もなく、クレジットカードも届かないまま3週間程度が過ぎた場合にはカード会社へ問い合わせてみましょう。
学生がクレジットカードを申し込む時の注意点
クレジットカードを申し込んでから受け取るまでの簡単な流れをご説明しました。
ここではその中で更に注意してもらいたいポイントを詳しく解説します。
嘘の申告は一生後悔することになる?!
申し込みの流れでも簡単に説明しましたが、身分や年収など申し込み時に嘘の申告をしてはいけません。
当たり前のことですが、実際に嘘の申告をしてしまう人がいるため敢えて注意点に入れました。
虚偽申告の怖さは経験者でないとわからないかもしれませんが、虚偽内容が大きければ大きいだけその後クレジットカードを作ることができなくなる可能性が高くなります。
カード会社は氏名、生年月日や住所、電話番号などから申込者の信用情報を閲覧することができます。
クレジットカードやローンの審査の際は、かならずそのような情報を見てその人の信用状況を確認し、判断します。
嘘の申告をした場合、それらの総合情報でほとんどバレます。
バレるとどうなるのか?
そのカード会社の情報に虚偽報告者として登録され、本当ならスムーズに通るはずの審査にすら落ちる可能性が高くなります。
中には1度でも虚偽報告した人はその後契約しないという会社もあるようです。
審査に不安があったとしても虚偽報告はせず、正直な内容を申告しましょう。
未成年なら親の同意が必須?
学生専用や学生でも作れるクレジットカードは多数ありますが、どのクレジットカードも未成年が申し込む場合には親権者の同意が必要になります。
未成年の学生がクレジットカードを作りたくても親が作ることに反対し、同意を得られない場合はクレジットカードは発行されません。
反対に成人した学生の場合、基本的に親が反対していても本人が申し込みをして審査に通ればほぼクレジットカードは発行されます。
但し、親の同意が得られない場合は限度額に影響が出る場合があります。
未成年のうちにクレジットカードを作りたい場合は、まず親に同意を求めることがスタートラインになりますね。
先日2022年4月から成人年齢を引き下げるという民法改正法案が可決し、成立しました。
これにより2022年4月以降からは学生専用クレジットカードを作れる人たち(主に大学生や専門学校生)は皆成人となるため、親権者に同意を得る必要がなくなります。
盲点なのが18歳という年齢は高校生のうちに迎えるということ。
4月生まれの人であれば高校3年生になってすぐ成人となるわけです。
となると・・・高校生がクレジットカードを持てる時代になってしまいます・・・。
ここで各カード会社が高校生の場合は親権者の同意を求める可能性もありますが、今後クレジットカードの申し込みについても多々変動があると考えておいた方がよいでしょう。
学生証は本人確認書類になる?ならない?
クレジットカードを作る時に必要になる本人確認書類についても触れておきましょう。
本人確認書類は身分証明書と言い換えられることも多く、社会人になると運転免許証や保険証、パスポート等を使うのが一般的ですが、
学生の場合は保険証か学生証、渡航歴のある人はパスポートを使うかもしれませんね。
ここで新しく、公的身分証明書という単語を出しましょう。
略して身分証明書と表現することが多いですが、厳密には身分証明書と公的身分証明書は異なり、学生証は公的身分証明書にはなりません。
公的身分証明書について企業によっては公的書類という表現をすることもあり、公的身分証明書は官公庁などの公的機関が発行する書類のことを指します。
そのため、学生証は身分証明書にはなっても公的身分証明書扱いにはならず、クレジットカードの身分証明書に該当しない場合が多いです。
昔は国公立学校の学生証のみ公的身分証明書と認められていたことがありましたが、現在はどの学校であっても学生証は公的身分証明書にはなりません。
但し、学生としてクレジットカードを作る際に学生であることの証明はできますので、カード会社によっては学生証と公的身分証明書の提出を求めることもあります。
クレジットカードが受け取れない?
さて、審査に通ったらあとはクレジットカードが届くのを待つだけ!
審査の緊張も解けてルンルンな頃ですね。
しかし、ここでも1つ注意してほしいことがあります。
クレジットカードは郵便受けに投函される普通郵便では届きません。
通常簡易書留で送られますが、中には本人限定受取郵便や宅配業者による受取人確認配達を使う場合もあります。
これらの違いは下記の通りです。
簡易書留 | 本人限定受取郵便 | 受取人確認配達 | |
取扱業者 | 郵便局 | 郵便局 | 佐川急便 ヤマト運輸 |
受取場所 | 自宅 | 郵便窓口 自宅 |
自宅 |
受取人 | 本人または家族 | 本人 | 本人 |
必要なもの | 受取印 | 本人確認書類 受取印 |
本人確認書類 受取印 |
最近は楽天カードなど申込時に本人確認書類の提出を不要とするカード会社もあり、その場合は本人限定受取郵便や受取人確認配達を利用し、配達時に本人確認をします。
また、一定期間受取ができない場合、配送業者からカード会社へ戻されてしまいますので、クレジットカードを申し込んだら受け取るまで注意しておきましょう。
ちなみに私はすべての受け取り方法を経験したことがありますが、郵便局の本人限定受取郵便が一番面倒でした。
還元率を甘くみると損をする
よく学生さんから「ポイントは変わっても数円の違いだし・・・」ということを聞きます。
これって1回のショッピングのことを言っているのでしょうか、それとも使い続けた場合を考えて言っているのでしょうか。
年間で万単位のポイントを獲得している私からするとちょっと違うかな?というところ。
確かに還元率〇%と言われてもいまいちピンとこないし、1000円で1ポイントって結局1000円使って1円得するだけでしょ?と思ってしまうのも無理はありませんよね。
何かと物入りな学生だからこそ還元率をしっかりと把握して、お得に使いましょう。
還元率ってそもそも何?
クレジットカードについて調べていると常に還元率って単語が付きまといますよね。
上にも書きましたが、還元率って言われてもあまりピンとこない人は多いでしょう。
簡単に還元率を理解しておくと、今後クレジットカードを選ぶ時にも使う時にも役立ちます。
利用金額に対していくら相当のポイントやキャッシュが戻ってくるかを表した数値
還元率についてパーセンテージ以外に「1,000円で1ポイント」「1ポイント=1円」なんて書いてありますよね。これが還元率を算出する元になる情報です。
還元率の算出例
実際にもらえるポイントを例に還元率を算出してみましょう。
例1
200円で1円相当のポイントを1ポイントをもらえる場合
1円÷200円=還元率0.5%
例2
1,000円で5円相当のポイントを2ポイントをもらえる場合
(5円×2ポイント)÷1000円=還元率1.0%
還元率と間違えやすい付与率とは
還元率に関連して勘違いしやすいのが「付与率」です。
付与率はポイントの金額換算は考えず、単純に利用額に対して何ポイントもらえるかを表した割合です。
例1
200円で1ポイント付与される場合
1ポイント÷200円=付与率0.5%
例2
1,000円で2ポイント付与される場合
2ポイント÷1000円=付与率0.2%
還元率の例と付与率の例は1、2それぞれ同じカードに対して算出した割合です。
例1は付与率も還元率も同じですが、例2の場合はまったく違う割合になりますよね。
実際に自分のクレジットカードに対して考える時は付与率よりも還元率を重視しましょう。
学生にとって還元率はクレジットカードの肝
クレジットカードにはポイントやキャッシュバックなどの還元だけでなく、ショップの優待や提携店の値引きなどたくさんの特典が付帯されています。
人によって魅力に感じる点は様々でしょう。
ここで1つ気づいてほしいことがあります。
ポイントやキャッシュバックなどの還元以外は何か特定のことをする時にしかメリットがないということ。
店舗で受けられる優待はもちろん決められた店舗でしか受けられませんし、銀行系でATM手数料が無料になるのもATMを使うという限られた時だけ。
では、還元はどうでしょう。
ポイントやキャッシュバックはそのクレジットカードを利用するだけで対象になるんです。(キャッシング等一部対象外あり)
払込用紙で支払っている携帯料金やスマホゲームで使うお金、旅行代金、習い事の月謝、一人暮らし学生の公共料金など今やクレジットカードで支払えない事の方が少ないくらいです。
これらをすべてクレジットカード決済にした場合、飲み会やコンパで使うお金くらいは賄えてしまうでしょう。
誰にでも共通して便利に使える最大の特典が還元であり、その善し悪しを決める還元率だから重視すべきなんです。
学生が陥りやすいクレジットカードの落とし穴
さあ、学生のためのクレジットカード講座も終盤です。
ここまでクレジットカードのメリットや使いやすさを多くお伝えしてきましたが、クレジットカードには危険な面があることもしっかりと知っておいてください。
今は自己破産や債務整理をする人が多くなっているせいか、簡単に破産宣告できると思っている人もいます。
しかし、1つ間違えればその後の人生を大きく変えることになります。
クレジットカードには大きな落とし穴も潜んでいることを具体的にご説明します。
本当にできてる?計画的なお金の管理
クレジットカードは計画的につかいましょう、よく聞きますよね。
でも計画的にって具体的にはどういうことでしょうか。
締め日と支払日の関係
クレジットカードには必ず締め日と支払日があります。
いつからいつまでの利用分を●日に締め、〇日に請求しますという毎月の流れですね。
月末締め翌月27日払いだったり、15日締め当月末日払いだったりカード会社によって様々です。
これだけの説明を見ると締め日さえ把握して自分が使う日をコントロールすれば、支払えないほどの請求額にはならない気がしますよね。
しかし!
クレジットカードの仕組みはそんなに単純ではありません。
既にクレジットカードを利用している人ならわかると思いますが、2か月も3ヶ月も前に利用したものの請求が届くことがあります。
特にガソリンスタンドやETCの利用に多いです。
実は「締め日までの利用分」は「締め日までにカード会社に請求情報が届いた利用分」なんです。
クレジットカードは利用した店舗がカード会社に請求情報を伝え、カード会社が店舗に代金を支払い、会員に請求をする仕組みになっています。
この利用した店舗からカード会社に請求情報が届くタイミングで請求月が変わってしまうんです。
月末締め翌月27日払いのカードを5月29日に使ったとしましょう。
使った本人は5月末日で絞めて翌月6月27日に支払いというスケジュールを立てますよね。
でもこれは利用店が5月31日までにカード会社に請求情報を届けた場合に限ります。
6月1日に請求情報を届けた場合は、実際の利用が5月29日であっても請求は6月末締めに入るため7月27日の支払いとなります。
これが1か月くらいのズレで少額利用なら問題ないかもしれませんが、高額な利用で数か月ズレてしまうともう何の請求がいつくるのかまったく把握できなくなります。
昨今はデータのやりとりもデジタル化によりスムーズになってきましたが、昔は伝票を郵送で送っている店舗もあったため今以上にズレが激しかったものです。
支払いスケジュールのすべては把握できない
上で説明したように思っていた月に請求されなかった時に怖いのは、その後の支払いスケジュールです。
予定していた月に請求がなければ単にお金が余ることになりますが、その余ったお金を使ってしまったり、翌月に予定していたバイト代が病欠により減ってしまったりした場合は支払いができない可能性が出てきます。
クレジットカードを利用するときには、今手元にあるお金で支払えるだけの利用に抑えることがベスト。
それが無理だからカードが必要なんだ!という場合は、支払えると思っている金額よりも低めの利用額に抑えておきましょう。
リボ払いや分割払いは悪魔のささやき
すぐにお金用意できないけど高額な物がほしい!
そんな時に便利なのがリボルビング払いや分割払いですよね。
学生なのでボーナスはないと思いますが、今月はバイトにあまり入れなかったけど来月はガッツリ働けるなんてことも多々あるでしょう。
しかし、リボ払いや分割払いはその後数か月~数年に渡り支払いが続くため、長期間自由に使えるお金が減ってしまいます。
長期間使えるお金が減ることで、その間に欲しくなった物を更にリボ払いで決済すれば、その後の支払い額は更に増えてしまいリボ払いや分割から離れられなくなっていくのです。
しかもリボ払いや分割払いと一回払いは別々に計算されるため、その他に一括払いでも利用するとリボ払いや分割の支払額+一括払いの支払額が請求されすぐに火の車になります。
気づきにくい手数料
リボ払い手数料、分割払い手数料という言葉を聞いたことがあると思います。
どこぞの通販会社は分割手数料を自社が負担するというサービスを売りにしていますが、カード会社は負担してくれません。
それどころかカード会社にとっての利益はそこにあるんですから。
手数料は様々な部分を割愛し、簡単に説明すると「元金×利率」で計算します。
支払う時には上記で算出した手数料にプラス元金分を支払うことになります。
ここで分割払いとリボ払いの大きな違いが出てきます。
・分割払い
元金(購入した商品の支払金額)対して分割手数料を算出し、指定回数で分割して支払う
例)50,000円の商品を購入し5回払いに指定した場合
50,000円に対して算出した手数料を5分割し、毎月10,000円の元金と5分割した手数料の合計額を支払う
・リボ払い
毎回支払いのたびにリボで購入した商品の元金残高に対してリボ手数料を算出する
例)50,000円の商品を購入し毎月1万円の元金と手数料を支払う場合(元金定額返済と仮定)
1回目は50,000円に対する手数料を算出、2回目は40,000円に対する手数料を算出と毎月元金から支払い済み金額を差し引いた
金額に対して手数料が発生する
最終的にはリボ払いの方がより多くの手数料を支払うことになります。
尚、リボ払いは大きく分けて元金と利息の合計額を一定金額として支払う元利定額返済と元金の支払額を一定にし、手数料を元金に加えて支払う元金定額返済の2種類があります。
更に定率リボルビング方式や残高スライド方式などにわかれますのでその時点でもう複雑ですね。
分割払いは支払い終了まで毎月ほぼ同じ金額を支払いますが、リボ払いは徐々に支払額(元利定額の場合は元金)が減っていくのが特徴です。
リボ専用カードに注意しよう
そんなにややこしくて、手数料が高いならリボ払いを使わなければいいね!と思ってくれる学生がいたらうれしいです。
しかーし!
カード会社は利益を出したいので、なんとかリボ払いを使ってほしいんです。
そこで考えられたのが通称「リボ専」と言われるリボルビング払い専用カード。
リボ専用カードで決済した場合はすべての支払いが自動的にリボルビング払いになるというクレジットカードです。
リボ専用カードは一般カードよりもポイントの倍率が高いなど、目に見えてお得な特典が付いている場合も多くありますが、先に解説している通りリボ地獄に陥る可能性が十分にあります。
「支払額は毎月最低約定金額以上であればいくらでもOK」とか「支払回数を指定する必要なし」なんて謳い文句があるカードはたいていリボ専用カードです。
申込時には必ずそのクレジットカードで支払える方法をチェックしましょう。
まとめ
高校を卒業して、クレジットカードに申し込みできる年齢になると更に大人に近づいた感じがしてウキウキしますよね。
今までは横目に見ているだけだったクレジットカードを出してスマートに支払う大人な行動も自分で出来るようになります。
クレジットカードは上手く使えば生活をとても豊かにしてくれる素晴らしいアイテムですが、一歩間違えれば信用を失ってしまう怖いアイテム。
せっかくの楽しい学生生活を台無しにしないために、自分に合ったクレジットカードを選び、身の丈に合った利用をしましょう。