学生におすすめのクレジットカードと知らなきゃ損する豆知識

学生だけどいつからクレジットカードを作れるのかな?
作るとしたらどんなクレジットカードがあるのかな?
親にばれると困るから内緒で作成できないかな?
10代も後半になると徐々に上記のようなことが頭をよぎるのではないでしょうか。
実は皆さんが思っている以上にクレジットカードを作りたいと考えている学生って多いんです。
ここではクレジットカードをはじめて作る人から、持っているけどクレジットカードに関する情報をもっと知りたい!という人まで学生に必要なクレジットカード情報をたっぷりとご紹介します。
Contents
- 1 学生にクレジットカードは必要?そもそも作れるの?
- 2 知らなきゃ損する学生クレジットカードの選び方
- 3 目的別でわかる学生におすすめのクレジットカード
- 4 スマホで簡単学生クレジットカードの作り方
- 5 学生クレジットカードと限度額の関係
- 6 今すぐクレジットカードがほしい学生は即日発行がおすすめ
- 7 甘いと言われる学生の審査と親や奨学金の関係
- 8 学校を卒業や中退して学生じゃなくなった時には
- 9 学生が複数のクレジットカードを作れるのか
- 10 還元率を甘くみると損をする
- 11 学生が陥りやすいクレジットカードの落とし穴
- 12 学生が気になるクレジットカードの疑問はここで解決
- 13 まとめ
学生にクレジットカードは必要?そもそも作れるの?
クレジットカードは大人の証明、社会人のステータスというイメージを持つ人が多いと思います。
事実、社会人になるとクレジットカードのステータスが一種の信用に繋がることは多々あります。
そんなクレジットカードを学生が持つべきなの?
そもそも作ってもらえるの?と考えている人もいますよね。
個人的には学生でもクレジットカードは持つべきだと思いますし、学生でも作れるクレジットカードはたくさんあります。
まずは、学生とクレジットカードの関係を見てみましょう。
大学生も高校生も専門学校生もみんな学生
まず一番はじめに知っておかなければならないこととして「学生」の定義です。
学生と一言にいっても学校に通っている人はみんな学生です。
高校生でも学生用クレジットカードを作れるのか?という疑問をよく耳にしますが、極端な話、小学生も学生なわけですよね(^^;
クレジットカード業界でいう学生は主に「大学生」「短期大学生」「大学院生」「専門学生」等、高校卒業後の進路に当たる学校を指します。
尚、専門学生の場合、多くのクレジットカード会社は認可校の学生のみを対象としていますので注意が必要です。
余談ですが、私の弟はアメリカ某大学の日本校に通っていた際、外国大学日本校に指定されているが認可校とは異なるという理由で学生を対象とした様々な待遇を受けられませんでした。
尚、上で挙げた大学生、短大生、大学院生、認可専門学生はどのクレジットカード会社でも学生として扱われますが、クレジットカード会社によっては明確に学生を定義している会社もあります。
- 学生専用ライフカードの場合
高校生を除く満18歳以上満25歳以下で、大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の方がお申込みいただけます。 - 三井住友VISA系カードの場合
研究生、聴講生、科目履修生、語学学校生、予備学校生、認可校以外の専門学校生の方は、「学生の方」としてはお申し込みになれません。 - ANA JCBカード(学生用)
日本在住の18歳以上の学生(日本国内の大学、短大、専門学校、工業高専の4・5年生、大学院生)で日本国内でのお支払いが可能な方。
また、放送大学など通信制大学生の場合、基本的には学生として申し込みできますが、社会人入学等年齢制限にひっかかってしまう場合もありますので、各クレジットカードの入会基準をしっかりと確認してから申し込みすることをおすすめします。
学生にクレジットカードが必要な理由
学生の中には、学生にクレジットカードはいらないだろうと考えている人も少なからずいることでしょう。
クレジットカードは欲しいけどなんだか怖いと思っている人もいるかもしれませんね。
また、親や親戚などから実際に学生にはクレジットカードの必要性がないと言われたことがある人もいると思います。
しかし、私は学生でもクレジットカードを持つべきだと考えています。
もちろん私の個人的意見なので、絶対に必要とはいえませんがこんな意見もあるよという程度に見ていただけたら嬉しいです(^^♪
クレジットカードの保有率は80%超え
大手クレジットカード会社であるJCBの調査では、日本国内でのクレジットカード保有率が80%を超えると発表しています。
これは学生に限りませんが、平成29年に一般社団法人 日本クレジット協会が実施した大学生に限定した調査では大学生の約50%がクレジットカードを所持しているという結果が出ているんです。
また、そのうち90%以上が自分名義(家族カードではない)のクレジットカードを所持しているということです。
更に所持していない学生の約70%が今後クレジットカードを持ちたいと考えていることも判明しています。
(参考:一般社団法人日本クレジット協会「大学生に対するクレジットカードに関するアンケート(平成29年度)」結果報告書)
単に多数がクレジットカードを所持しているから全員持つべきだというわけではありません。
しかしながら、この結果は学生にもクレジットカードが必要な時代が到来したと考えることができるのではないでしょうか。
クレジットカードありきの時代に生きる学生たち
今まで学生がクレジットカードを必要とする理由の上位は海外旅行、留学、一人暮らしなどが占めていました。
未だ、海外旅行の傷害保険を目的とするクレジットカード申し込みは希望者が多く感じますが、近年はオークションを含むネットショッピングが急激に増加したり、ポイントやキャッシュバックなどの還元内容が充実したりとクレジットカードを保有していることで得られるメリットが豊富になってきています。
楽天カードが学生に人気なことも理解できますよね。
また、携帯電話料金やスポーツクラブの年会費などを提携クレジットカードで支払うと通常よりも大きな特典や還元を受けられるなど今までは「現金がなくてもショッピングできる」という借金に近かったイメージが変わってきているのも事実です。
中には学生証にクレジットカード機能がついている場合もあります。
学生ではありませんが、私の息子が通うスイミングスクールでは提携クレジットカードに加入しなければスクールへの入会すらできません(:_;)
こんな時代を生きる学生です。
クレジットカードの1枚や2枚持つ必要もあるのではないでしょうか。
社会人に必須のお金の管理は学生のうちから
これだけ学生にもクレジットカードが必要と言っておいてなんですが…。
上記の調査結果とは真逆に学生の親御さんたちは子どもにクレジットカードを持たせたくないと考えている人が多いようです。
その理由はやはり「お金の管理ができる年齢ではない」「お金に対するありがたみを知らない人間になる」「我慢のできない大人になる」などお金の管理に関することでした。
仰ることはごもっとも。
私自身、10代でマルイカード(現在のエポスカード)を作り、買い物三昧してしまい苦しんだ経験を持っています。
クレジットカードの請求って締め日や支払日の関係でどうしても思うようにいかないことがあります。
自分では締め日前に使っていてもデータのやり取りなどショップとカード会社の事情で請求がずれ込んでしまうなんてことは当たり前。
特にガソリンスタンドでの利用やETCは数か月ずれ込むのが普通です。
このような管理を学生がすべてできるのかという問題は確かにありますし、実際問題管理できずに支払い困難になる人もいるでしょう。
でもそれって社会人になったらいきなりできるのでしょうか。
私はできないと考えています。
たとえ30代になってもできない人にはできません。
クレジットカードに申し込むことも、使うことも、支払うこともすべて経験が必要だと思うんです。
失敗する人もいるでしょう。
でも学生のうちに小さな失敗をすることで社会人になった時、人生に影響を与えるほど大きな失敗をしにくくなると思うんです。
だからこそ、社会人になった時のために学生のうちからクレジットカードを通してお金の管理を学ぶ必要があるのではないでしょうか。
学生がクレジットカードを作る前に知るべきこと
自分の責任でクレジットカードを使うこと
学生とはいえ自分名義のクレジットカードに申し込むということは、自分自身が責任をもってクレジットカードを利用する必要があります。
使いたいだけ使って、支払いができなくなったら親に頼ればよいと考えいる人はいないと思いますが、万が一にもそんな考えを持った人がいるのであればクレジットカードを作るべきではありません。
クレジットカードを作る前に知るべきことはたくさんありますが、まずはクレジットカードを使うということはカード会社にお金を借りることと同じであるということをしっかりと認識してください。
言い換えれば人様に借金をすることと同じです。
使える金額は支払える金額の2/3程度
自分が管理しているお金はクレジットカードの支払い以外にも現金として使用することがあると思います。
間違っても「来月はアルバイトの給料が10万円入るから10万円買い物できる」なんて思わないでくださいね。
現金を使う頻度や金額にもよりますが、クレジットカードを利用するときは支払えると思っている金額の2/3程度の金額までにしましょう。
クレジットカードの管理は厳重に
飲み会で酔っ払って財布を落としてしまったなんて経験がある人もいるかもしれませんが、クレジットカードの入った財布を落とした場合、現金を落とした時よりも被害が大きくなる可能性があります。
万が一、不正利用された場合はカード会社の保険などで支払いが免除されることもありますが、それも100%とは言い切れません。
クレジットカードを使う予定がないときは自宅に保管するなど、クレジットカードの管理をしっかりとしましょう。
クレジットカードの基礎知識を身に着けよう
クレジットカードをただ使うだけなら何の知識がなくても使えますが、自分名義のクレジットカードを持つということはただ使うだけではNG。
クレジットカードの管理、使えるお店の把握、請求額の想定や確認、支払いなどそのすべてを自分一人でできなければいけません。
そのためにはクレジットカードの基礎知識は絶対に必要になります。
締め日と支払日や支払い回数、提携店に加盟店、優待店などショップの違い、ポイントやキャッシュバックなど知るべきことがたくさんあります。
クレジットカードのパンフレット等に記載されている内容は理解できる程度の知識を身につけましょう。
学生にしか作れないクレジットカードを知ろう
社会人として自立した大人だけが持てるアイテムのイメージが強いクレジットカード。
しかし、社会人では持てないクレジットカードがあるんです。
社会人にしか持てない(イメージの)クレジットカードなのに社会人では持てないってどういうこと?と若干苦笑してしまう表現ですが(-_-;)
実はクレジットカードの中には学生という身分の人にしか発行していないクレジットカードがあります。
俗に言う学生専用クレジットカードです。
収入が不安定orない学生にクレジットカードを発行するのはなぜ?
よくクレジットカードの申込条件に「安定した収入のある方」という項目がありますよね。
学生の本分は学業というだけあり、一般的に学生が安定した収入を得ることは難しいと考えられます
そんな学生にカード会社がクレジットカードを発行する理由は何でしょう。
他のページでも告白していますが、私は過去に某信販会社(クレジットカードを発行している会社)に勤務していました。
既に10年以上前になりますが、その時点でもクレジットカードは1000近い種類がありました。
また日本全国の発行枚数は億を優に超えます。
そうなるとカード会社はいかに自社のクレジットカード会員を増やすかを考えるわけです。
クレジットカードは一度作るとそのカードを長期的に使い続ける傾向にあります。
学生のうちから自社のクレジットカードを利用し続けてもらうことで長期的な会員獲得につなげることができると考えるわけです。
学生の場合、社会人と比較して収入が不安定なため、利用金額を回収できないリスクは高くなりますが、その分限度額を低くすることでリスクを最小限に抑えています。
学生という身分を最大限に活用しよう
不安定な収入でクレジットカードを作れるというだけでも学生という身分を活かしているといえますが、学生用クレジットカードにはそれ以上のメリットがあります。
- 審査に通りやすい
審査については後に詳しく書きますが、学生は社会人に比べて審査に通りやすい傾向にあります。
学生という身分が審査に大きな影響を与えるんです。 - 高ステータスカードにランクアップできる
社会人になってからステータス性の高いカードに申し込むと少なからずハードルは上がります。
しかし、学生専用カードの中には卒業と同時に学生カードが一般カードやゴールドカードにランクアップするカードがあります。
学生のうちにこれらの高ステータスカードを保有することは、その後のクレジットカードライフに大きなメリットを与えてくれるでしょう。 - 還元率が高い
一般カードと比較すると学生クレジットカードはポイントやキャッシュバックの還元率が高かったり、プレゼントポイントがついたりと還元率が高い場合が多くあります。 - 優待や特典が豊富
一般カードでは有料のサービスを無料で使えたり、入会後一定期間ポイントが数倍になるなど学生クレジットカードにしかつかない優待や特典が多数あります。
上記の他に年会費が無料になったり、海外旅行傷害保険が付帯されるなども特徴の一つですが、これらは一般のクレジットカードでもよくあることなのでここでは特に取り上げません(^^;
知らなきゃ損する学生クレジットカードの選び方
さて、クレジットカードの申し込みを考えている学生のほとんどがどのクレジットカードが良いかわからず悩んでいます。
これは学生に限りませんが、1000を超えるクレジットカードの中から自分に合った1枚を見つけるのは結構大変なこと。
私がおすすめするクレジットカードの選び方はたったひとつ!
自分のライフスタイルに合っていること。
海外旅行へ行かないのに海外旅行傷害保険が充実したカードを持っても意味がありませんし、ネットショッピングをしないのにネットショッピングで高還元を受けられるカードを持ってもたいした還元を受けられませんよね。
だからこそ、自分のライフスタイルに合ったクレジットカードを選ぶべきなんです。
学生が作れる主なクレジットカードの特徴
具体的なクレジットカードをご紹介する前に学生が作れる主なクレジットカードの特徴を見ていきましょう。
学生専用カードは学生でも作れるカードと一味違う
学生が持てるクレジットカードには大きく分けて2種類あります。
1つは学生しか作ることができない学生に限定された学生専用のカードです。
これは学生以外の人がどんなに頑張っても入会することができず、還元率や優待などが充実しています。
もう1つは社会人でも学生でも年齢などの諸条件をクリアしていれば申し込みできるカードになります。
基本的に18歳以上、20歳以上などの年齢と安定した収入が条件になることが多いです。
この場合は学生であっても社会人と同じ扱いになるため、学生専用カードと比較すると還元率や優待などの特典が少ない傾向にありますが、用途によっては学生専用カードよりも還元を受けられるカードもあります。
今、絶大な人気を誇る楽天カードがその代表です。
学生専用ではないため、学生に特化した還元率アップなどはありませんが楽天市場を頻繁に使う人にとっては、学生専用カードよりも多くの特典を受けることができますね。
その他、学生や社会人とは関係なく20代限定など年齢で限定されたクレジットカードもあります。
海外利用が目的なら国際ブランドと保険に注目
海外旅行や海外留学など海外での利用を目的としてクレジットカードを選ぶ場合には、使いたい国際ブランドと付帯の海外旅行傷害保険に焦点を当てましょう。
主な国際ブランドはVISA、Master card、JCBが一般的ですが、日本が誇る国際ブランドJCBは残念ながら海外利用に強いとは言えません。
以前はVISA、Master cardによって使用可能店舗の多い地域が異なっていたため、渡航先によって使い分ける必要がありましたが、現在ではクレジットカードが普及している地域であればさほど差はないので好みで選んでよいでしょう。
但し、中国での利用を目的とするなら銀聯カード(ユニオンペイ)は必須でしょう。
中国が発行している銀聯カードの発行枚数は65億枚を超え、世界一発行枚数の多いクレジットカードとなっており、中国国民のほとんどが所有しているといっても過言ではありません。(中国では主にデビットカードとして使われています)
尚、現在、日本国内で銀聯カードを作れるのは三井住友カードと三菱UFJニコスだけで、それぞれメインカードの子カードとして発行しています。
また、海外旅行傷害保険を目的とする場合は保険内容(補償金額)と付帯条件の確認が必要です。
海外旅行傷害保険の最高補償金額はそれぞれのクレジットカードにより異なり、最高2000万円が比較的多いラインでしょう。
その中でセゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードの補償金額は最高3000万円と頭一つ出ています。
そして忘れてはならないのが付帯条件。
クレジットカードの保険には自動付帯と利用付帯があり、海外旅行傷害保険の場合はそのほとんどが自動付帯になっていますが、作る前にしっかりと確認しておきましょう。
自動付帯:クレジットカードを持っているだけで保険適用
利用付帯:旅行に関する代金をクレジットカードで支払った場合のみ保険適用
ショッピングには最強カードが存在する
女の子に人気の駅ビル系商業施設やゲームや通信機器に強い家電量販店、今や当たり前となったネットショッピングなど、平成の間にものすごい進化を遂げたお買い物事情。
昭和生まれの私は町の商店街が懐かしくさえ感じます(^^;
これらのショッピングにはそれぞれに最強カードと言われるクレジットカードが存在することが非常に多いんです。
これを知らずにクレジットカードを作ってしまうとお得な特典を受けられなかったなんて残念な結果になることも。
駅ビル系をはじめとする商業施設では提携クレジットカードを所有していることで限定セールに招待されることも珍しくありません。
また、それぞれの提携クレジットカードに共通する最大の目玉は提携施設のショッピングで還元率が大幅アップすること。
還元されたポイントやキャッシュバックは直接お買い物に使えることが多く、お小遣いの節約になること間違えナシです。
メインバンク発行の銀行系カードは現金主義者の味方
現金主義だけど万が一のためにクレジットカードも保有したいという人も多いと思います。
どんなに現金で支払いたくても、プロバイダなどクレジットカードじゃないと決済できないサービスがあるので当然の考えです。
このような場合は自分がメインで使っている(預金している)銀行が発行する銀行系クレジットカードを検討すると良いでしょう。
銀行系クレジットカードはステータスが高いことで知られていますが、カードを発行する銀行をメインバンクとして使っている場合には銀行の利用がより便利になります。
ATMの時間外手数料が優遇されたり、預金被害補償額が大幅アップしたりと現金主義者にはうれしい特典が満載なんです。
飛行機や空港サービス利用に欠かせないマイレージ
帰省に飛行機を使ったり、趣味で頻繁に旅行へ行ったりと国内外問わず飛行機を使う学生はやはりマイルを貯めたいことでしょう。
かつてマイレージは出張が多い社会人のためのポイントプログラムというイメージが強かったですが、昨今ではJALやANAが学生専用カードを発行するなど学生にも優しい環境が整ってきました。
一般的なクレジットカードのポイントをマイルに交換できる仕組みも多数存在しますが、マイルを貯めたいという目的がしっかりとあるのであれば航空系クレジットカードを検討してみてはいかがでしょうか
また、空港のラウンジ利用など航空サービスを受けたいのであればセゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードなどラウンジ利用が特典になっているカードを選択しても良いと思います。
日常使いをしたいなら高い還元率のカードがお得
特に大きな目的がないけど公共料金や携帯電話の支払い、日常的なお買い物の決済に利用したいという人もいますよね。
社会人の場合はこのパターンが結構多いです。
このような場合、私がおすすめするのは2パターン。
1つは特定の利用に限らずどんな利用(キャッシングなど一部の利用を除く)に対してもある程度高めの還元を得られるカード。
提携カードは提携店で利用した場合の還元率が高い代わりに、その他の利用では少し低めの還元率が設定されている場合が多いですが、均等にある程度高めの還元を受けられるカードは店舗を選ばないのでトータルして多くの還元を受けられることになります。
そしてもう1つは携帯電話のキャリアやよく行くコンビニやスーパーの提携カード。
特に携帯電話料金は必ず毎月発生するので、自分が使うキャリアの提携カードで料金を支払うだけで年間で多くの還元を受けられます。
また、コンビニやスーパーの提携カードではポイントやキャッシュバックとしての還元は期待できませんが、商品を〇%オフで購入できたり、クレジットカード会員限定価格で承認を購入できるなど独自の特典が豊富です。
私は某コンビニ系クレジットカードで公共料金や食材、衣料などの決済をしています。現金はほとんど使いません。
これで毎月2,000円~3,000円分のポイントを獲得しており、年間にすると万単位のポイント還元を受けていることになります。
社会人になった将来を見据えたハイステータスカード
クレジットカードは信頼の証。
以前どこかのカード会社がCMでそんなことを言っていた気がします(^^♪
クレジットカードには審査がつきもの。
ハイステータスのクレジットカードを持っているということはその人自身が社会的に信頼されているという証になるんです。
ゴールドカードやプラチナカードを持っている人を見たら「あっ!この人なんだかすごい」と思いませんか?笑
それと同じことです。
ステータス性の高いカードはそれなりに審査も厳しくなりますが、社会人と比較して学生はクレジットカードの審査に通りやすい傾向にあります。
審査に通りやすい学生のうちに将来のステータスを手に入れてしまおうというわけです。
学生専用カードの中には将来ゴールドカードにランクアップすることが約束されているカードもありますので、是非チェックしてみてくださいね。
年会費無料は当たり前の時代
よく学生がクレジットカードを作るなら年会費無料を選びなさいというアドバイスを目にします。
確かに言う通りなんですが、今の時代は年会費無料が当たり前になってきています。
逆に年会費が有料の場合はそのお金を払うだけのメリットがあるのかを考えるくらいです。
学生専用カードの中には通常年会費が有料になるが、学生のうちは年会費無料で持てるというクレジットカードも多数あります。
このようなカードの場合は、年会費を支払う想定で特典やサービスを見定めなければなりません。
だって学生はエンドレスではありませんよね。
学生ではなくなった時、自動的に年会費が発生することを考えて、その年会費を支払っても持っていたいクレジットカードなのかを考えましょう。
もちろん社会人になった時に解約するのも一つの手段ではありますが(^^;
目的別でわかる学生におすすめのクレジットカード
ここでは目的別に学生が申し込みできる具体的なおすすめクレジットカードをご紹介したいと思います。
同じメリットやデメリットを持つクレジットカードでもやはりそれぞれに違った特徴がありますので、より自分が求めている内容にあったクレジットカードを探してみましょう。
将来のクレジットカードライフを重視するなら
三井住友VISAデビュープラスカード
- 26歳からは自動的にゴールドカードに切り替え
- ポイントが通常カードの2倍
- 安心、安全、信頼の三井住友カード
申込資格 | 満18歳~25歳までの方(高校生は除く) ※学生としての申込は一部制限あり |
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年会費 | 初年度無料、翌年以降は前年1回以上の利用で無料 ※利用ない場合1,250円(税抜) |
還元率 | 1.0%~2.5% |
クレジットカード最大手と言っても過言ではない三井住友カードが発行する若年層向けクレジットカード。
学生に限定せず18歳から25歳という年齢を限定したカードです。
三井住友VISAデビュープラスカード最大の魅力は将来のゴールドカードがお約束されていること。
通常ゴールドカードはそのステータスから入会資格や年収などが一般カードに比べて厳しくなっていますが、デビュープラスカードを持っていると26歳の誕生日を迎えた最初の更新時に自動的に三井住友VISAプライムゴールドカードへランクアップします。
JCB CARD EXTAGE
- 充実したポイントプログラムでザクザク貯まる
- 5年間年会費完全無料
- 国際ブランドカード会社で抜群の知名度
申込資格 | 申込資格 18歳以上29歳以下で、安定継続収入のある方。 または高校生を除く学生の方。 ※学生としての申込は一部制限あり |
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年会費 | 無料 |
還元率 | 0.5%~1.5% |
JCBと言えば世界五大国際ブランドの1つで、日本が誇る唯一の国際ブランドでもあります。
その知名度やステータス性は文句なし!
また、充実したポイントプログラムで高い還元を受けることができ、中でもJCB ORIGINAL SERIESパートナー店での利用はポイントが2倍、3倍、5倍と常にポイントアップが受けられます。
ショッピングに活用するなら
楽天カード
- 年会費完全無料なのに高い還元率を誇る
- ポイントアップなどのキャンペーンが豊富
- 共通ポイントだから使いやすい
申込資格 | 申込資格 18歳以上で安定した収入のある方(高校生不可) ※申込には楽天会員登録が必要です。 |
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年会費 | 無料 |
還元率 | 1.0%~4.0% |
川平慈英さんの楽天カードマンでお馴染みの楽天カードは誰もが納得する高還元率クレジットカードです。
特に楽天市場を利用した場合は基本ポイントが4%とインパクト抜群の還元率となります。
また入会キャンペーンでは常に数千円分のポイントを進呈し、更に楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)ではいつでも最大15倍のポイントをゲットできちゃいます。
楽天カードには楽天カードアカデミーという学生専用カードも用意されていますが、楽天カード自体が収入のない学生でも発行可能なクレジットカードのため通常の楽天カードを作る人が多いようです。
Yahoo!JAPANカード
- 共通ポイント利用店舗数No,1のTポイント
- TカードやTSUTAYA会員カードなど多機能搭載可能
- 豪華な入会特典
申込資格 | 申込資格 18歳以上の学生(高校生を除く)の方 または、18歳以上で本人あるいは配偶者に安定継続収入がある方。 ※申込にはYahoo!JAPAN IDが必要です。 |
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年会費 | 無料 |
還元率 | 1.0%~3.0% |
ソフトバンクユーザーに人気の高いYahoo!JAPANカードはポイントプログラムに共通ポイントのTポイントを採用したとても使い勝手の良いカードです。
クレジットカード機能以外にTポイントカードとしての機能は標準搭載されており、TSUTAYAの会員カードとしての機能も搭載することができるので、複数のカードを持ち歩く必要もなく、支払いだけでなくお財布もスマートにしてくれます(^^♪
ソフトバンクユーザーには長期継続契約でポイントプレゼントの特典があります。
ただ携帯を使っているだけでポイントがプレゼントされるのはうれしいですね。
エポスカード
- マルイの利用が圧倒的にお得になる
- カラオケや居酒屋など優待特典が豊富
- 即日発行が可能
申込資格 | 高校生を除く18歳以上の方 |
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年会費 | 無料 |
還元率 | 0.5%~1.0% |
ファッション系商業施設マルイが発行する学生向け優待や特典が非常に多いクレジットカード。
自宅や学校付近にマルイ系ショップがない人は知らない人もいるかもしれませんが、昔は学生が発行できるクレジットカードの代名詞でした。
マルイで年4回開催される「マルコとマルオの7日間」ではエポスカード会員だけが10%オフでお買い物できたり、エポスカード会員限定セールも実施しています。
また、学生に一番おすすめしたいポイントは提携店や優待店での特典です。
飲み会やコンパでお世話になることが多い居酒屋、カラオケ店に強く、料金割引やポイントアップなど利用価値の高い優待を受けることができます。
マルイが近くにある人は即日発行もできるので、急いでクレジットカードがほしい人にも嬉しいカードです。
ステータスでクレジットカードの魅力を感じたいなら
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
- 年会費無料でアメックスが持てる
- ゴールドカード並みの特典
- 最高3000万円の旅行保険が自動付帯
申込資格 | 高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方 |
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年会費 | 26歳になるまで無料 |
還元率 | 0.5%~1.0% |
ステータス性の高いクレジットカードの代表ともいえるアメリカン・エキスプレスカード(以下、アメックス)を学生が年会費無料で持てるという驚くべきクレジットカードです。
海外でのクレジットカードは決済手段以上にその人物の信頼度を判断するツールとして見られることが多いですが、アメックスブランドは海外での評価も高いので安心です。
また、受けられる特典は通常のゴールドカードレベル同様で、最高3000万円の旅行保険や空港手荷物無料宅配サービスなど旅行へ行く場合にもとても役に立ちます。
MUFGイニシャルカード
- 最大手の銀行系カード会社のステータス感
- 初回カード更新で自動的にゴールドカードに
- ボーナスポイント制度で還元率に期待できる
申込資格 | 18歳~29歳までの学生の方(高校生は除く) ※社会人は別途条件あり |
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年会費 | 在学中無料 卒業後は1,250円(税抜) |
還元率 | 0.1%~1.5% |
銀行系カード会社としては国内最大手の三菱UFJニコスが発行するハイステータスカード。
三菱UFJニコスの元は信販会社の老舗である日本信販という点も安心材料です。
MUFGイニシャルカードは学生専用ではないものの学生は社会人よりも優遇され、更に初回更新時には自動的にゴールドカードにランクアップされますので、在学中だけでなくその後もしっかりとハイステータスを守っていける魅力があります。
また、ハイステータスカードには珍しく高還元率を実現できる点も忘れてはいけません。
通常の還元率は0.5%といたって普通のカードと変わりませんが、1か月3万円以上の利用で基本ポイントに20%のボーナスポイントが加算されます。
ステータスもお得感も味わいたい人におすすめの1枚です。
還元率で選ぶなら
学生専用ライフカード
- ポイントアップシステムが充実
- キャッシュバックも選べるポイント交換
- 海外利用は5%キャッシュバック
申込資格 | 高校生を除く満18歳以上満25歳以下で、 大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の方 |
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年会費 | 無料 |
還元率 | 0.5%~1.0% |
学生専用ライフカードは学生専用カードとしての知名度No,1のクレジットカードです。
学生でも作れるカードではなく学生にしか作れないカードなので、学生向けのお得が詰まったクレジットカードといえるでしょう。
還元率の高いクレジットカードとして紹介していますが、実は学生専用ライフカードの基本還元率は0.5%~1.0%といたって普通。
しかし様々なポイントアップシステムがあるため、使い方によってはポイントが何倍にもアップするんです。
年間利用金額によりステージが変わるステージプログラムでは最大2倍のポイントを獲得することができるほか、入会後1年間の基本ポイントが1.5倍、誕生月は毎年基本ポイントが3倍(還元率1.5%)に!
また、貯めたポイントの交換先はdポイントや楽天ポイントなどの共通ポイントやマイル、キャッシュバックなど多数用意があるため、ライフスタイルに合った使い方ができるのも魅力。
JCBカードW
- 還元率が常に2倍の
- スタバ、セブンイレブン、Amazonは還元率が大幅アップ
- 国際ブランドJCBが発行するプロパーカード
申込資格 | 18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方。 ※一部、お申込みになれない学校があります。 |
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年会費 | 無料 |
還元率 | 1.0%~5.5% |
日本が誇る国際ブランドJCB社が発行するプロパーカードであるJCBカードW。
プロパーカードは正直あまり還元率に期待できないカードが多い中、JCBカードWは還元率が常にJCB一般カードの2倍獲得できるお得なクレジットカードです。
また、スターバックス、セブンイレブン、アマゾン、昭和シェル石油での利用は店舗により3倍~11倍のポイントが付与されるため、最大還元率は5.5%にもなるんです。
プロパーカードの強みである信頼性を映し出したようなシンプルで大人な券面デザインも人気があります。
Orico Card THE POINT
- オリコモール利用時の最低還元率が3.0%!
- ポイントはほとんどの共通ポイントに交換可能
- 電子マネーiDとQUICPayをダブルで搭載
申込資格 | 原則として年齢18歳以上の方(高校生は除く) |
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年会費 | 無料 |
還元率 | 1.0%~2.0% |
オリコカードが発行するOrico Card THE POINTは学生、社会人に関係なく申し込みが可能なクレジットカードです。
基本の還元率は1.0%と他のカードと足並みがそろっており、さほど目立つカードではありません。
それでもここで取り上げられるには理由があるんですよ。
オリコカード会員限定の専用モール「オリコモール」を利用した際にプラスされるポイントの威力がすごいんです!
ネットショップでお馴染みの楽天市場やAmazon、ヤフーショッピングなどはもちろん、大手家電量販店や百貨店、ユニクロやGUなどのファッション系、旅行やレンタカー関係のショップもあり、その総数は600店以上。
それらをオリコモールを通して購入すると最低還元率が一気に3%まで跳ね上がります。
入会半年以内のボーナスポイント加算も合わせると更に還元率がアップする、ネットに強い現代のクレジットカードなんです。
スマホで簡単学生クレジットカードの作り方
クレジットカードってどうやって作ればいいの?
学生でも作れる?どのカードを選ぶ?に続く、学生がクレジットカードを作ろうとした時に疑問に思う3大疑問の1つですね。
今は何でもネットの時代。
しかもパソコンがなくてもスマホ1つで何でもできちゃう時代です。
以前、論文をスマホで作成する学生がいるというニュースを見て驚いた私です(^^;
クレジットカードの申し込みもスマホで簡単にできちゃいます。
論文よりもずっと簡単なので安心してくださいね!
学生がクレジットカードを持つまでの流れ
まずは学生がクレジットカードを手にするまでのおおまかな流れを見てみましょう。
各カード会社によって順番や内容が多少異なりますが、基本的には以下の通りです。
- 公式サイトにアクセス
作りたいクレジットカードの公式サイトにアクセスしましょう。
GoogleやYahoo!などから検索できますが、当サイトに掲載されているクレジットカードなら当サイトから一発アクセス可能です。 - 必要書類を準備
カード会社により多少異なりますが、クレジットカードを作る時に必要なものがあります。基本的には下記のとおり。・本人確認書類(身分証明書)
運転免許証や保険証、パスポートなどが一般的です。・金融機関口座情報がわかるもの
カードの利用料金を引き落とすための銀行口座情報です。支店名などが詳細に書かれていることから預金通帳がおすすめですが、支店名がわかればキャッシュカードでも代用できます。
また、最近ではネットで手続きできる金融機関やカード会社も増えていますので、申し込み時に公式サイトで確認してみましょう。・金融機関の届出印
銀行などで口座を開設する際に届け出ている届出印(銀行印)です。最近ではネットバンクが増えたこともあり、銀行印なしで口座開設できる金融機関も増えてきています。
その流れによりカード申込時に銀行印不要の場合もありますので、詳細は申し込み前に確認してくださいね。・親権者の同意書(未成年の場合)
未成年がクレジットカードを作る場合、親権者の同意が必要であることは既にお伝えしています。
この際の確認方法として同意書が必要な場合があります。ネットの普及によりネット上の手続きのみで同意できるカード会社が増えてきていますが、中には申し込み後に書類が届き、記入・返送が必要なカード会社もあります。申し込み前に親などの保護者にしっかりと了承を得て、書類記載が可能な状況をつくっておきましょう。
- 申し込みページへ
ほとんどの公式サイトで「申し込みはこちら」「〇〇カードに申し込む」など、わかりやすい表現のリンクボタンが大きく表示されていますのでクリック(タップ)です。
このリンクボタンを押したからといって絶対に申し込みしなければならないわけではないのでまずは押してみましょう。 - フォームに必要事項を入力
氏名や生年月日、住所などにはじまり学校やアルバイト先情報などクレジットカードの審査に必要な情報を入力します。この時に注意してほしいのは絶対に嘘は入力しないこと。
アルバイトをしていないのにしていると申告したり、学生ローンを借りているのに借入なしと申告するなどは虚偽報告といっていきなり信用が墜落します。また、虚偽報告によって一旦は望んだ通りのクレジットカードを手にしたとしても、いつかは確実にバレます。実際に私が審査部で審査を担当していた時にあったことですので、事前にお伝えしてみました。 - カード会社による入会審査
ここで皆さんがすることは何もありませんが、審査に必要な確認事項がある場合にはカード会社から連絡が入ることがあります。申込者が学生の場合、一番多いのが親権者(保護者・親など)の意思確認ですね。未成年の場合は親権者の同意が必要になるので、学生でも成人していない人は全員親権者への連絡が入ると認識しておきましょう。
その他に連絡が入る可能性があるとすれば、アルバイト先を申告した際の在籍確認や申し込み内容に不明点があった場合の確認などでしょう。 - あとはカードが届くのを待つだけ
カード会社によって審査結果を電話やメールで通知してくれる場合もありますが、いきなりカードが届くこともあります。審査に通らなかった場合は、電話、メール、書面などで審査に落ちた旨の連絡がきますので、何の連絡もなく、クレジットカードも届かないまま3週間程度が過ぎた場合にはカード会社へ問い合わせてみましょう。
学生がクレジットカードを申し込む時の注意点
クレジットカードを申し込んでから受け取るまでの簡単な流れをご説明しました。
ここではその中で更に注意した方が良いポイントを詳しく解説しましょう。
嘘の申告は一生後悔することになる?!
申し込みの流れでも簡単に説明しましたが、身分や年収など申し込み時に嘘の申告をしてはいけません。
当たり前のことですが、実際に嘘の申告をしてしまう人がいるため敢えて注意点に入れました。
虚偽申告の怖さは経験者でないとわからないかもしれませんが、虚偽内容が大きければ大きいだけその後クレジットカードを作ることができなくなる可能性が高くなります。
カード会社は氏名、生年月日や住所、電話番号などから申込者の信用情報を閲覧することができます。
クレジットカードやローンの審査の際は、かならずそのような情報を見てその人の信用状況を確認し、判断します。
嘘の申告をした場合、それらの総合情報でほとんどバレます。
バレるとどうなるのか?
そのカード会社の情報に虚偽報告者として登録され、本当ならスムーズに通るはずの審査にすら落ちる可能性が高くなります。
中には1度でも虚偽報告した人はその後契約しないという会社もあるようです。
審査に不安があったとしても虚偽報告はせず、正直な内容を申告しましょう。
未成年なら親の同意が必須?
学生専用や学生でも作れるクレジットカードは多数ありますが、どのクレジットカードも未成年が申し込む場合には親権者の同意が必要になります。
未成年の学生がクレジットカードを作りたくても親が作ることに反対し、同意を得られない場合はクレジットカードは発行されません。
反対に成人した学生の場合、基本的に親が反対していても本人が申し込みをして審査に通ればほぼクレジットカードは発行されます。
但し、親の同意が得られない場合は限度額に影響が出る場合があります。
未成年のうちにクレジットカードを作りたい場合は、まず親に同意を求めることがスタートラインになりますね。
先日2022年4月から成人年齢を引き下げるという民法改正法案が可決し、成立しました。
これにより2022年4月以降からは学生専用クレジットカードを作れる人たち(主に大学生や専門学校生)は皆成人となるため、親権者に同意を得る必要がなくなります。
盲点なのが18歳という年齢は高校生のうちに迎えるということ。
4月生まれの人であれば高校3年生になってすぐ成人となるわけです。
となると・・・高校生がクレジットカードを持てる時代になってしまいます・・・。
ここで各カード会社が高校生の場合は親権者の同意を求める可能性もありますが、今後クレジットカードの申し込みについても多々変動があると考えておいた方がよいでしょう。
学生証は本人確認書類になる?ならない?
クレジットカードを作る時に必要になる本人確認書類についても触れておきましょう。
本人確認書類は身分証明書と言い換えられることも多く、社会人になると運転免許証や保険証、パスポート等を使うのが一般的です。
学生の頃は保険証か学生証、渡航歴のある人はパスポートを使うかもしれませんね。
ここで新しく、公的身分証明書という単語を出しましょう。
略して身分証明書と表現することが多いですが、厳密には身分証明書と公的身分証明書は異なり、学生証公的身分証明書にはなりません。
公的身分証明書について企業によっては公的書類という表現をすることもあり、公的身分証明書は官公庁などの公的きかんが発行する書類のことを指します。
そのため、学生証は身分証明書にはなっても公的身分証明書扱いにはならず、クレジットカードの身分証明書に該当しない場合が多いです。
昔は国公立学校の学生証のみ公的身分証明書と認められていたことがありましたが、現在はどの学校であっても学生証は公的身分証明書にはなりません。
但し、学生としてクレジットカードを作る際に学生であることの証明はできますので、カード会社によっては学生証と公的身分証明書の提出を求めることもあります。
クレジットカードが受け取れない?
さて、審査に通ったらあとはクレジットカードが届くのを待つだけ!
審査の緊張も解けてルンルンな頃ですね。
しかし、ここでも1つ注意してほしいことがあります(^^♪
クレジットカードは郵便受けに投函される普通郵便では届きません。
通常簡易書留で送られますが、中には本人限定受取郵便や宅配業者による受取人確認配達を使う場合もあります。
これらの違いは下記の通りです。
簡易書留 | 本人限定受取郵便 | 受取人確認配達 | |
---|---|---|---|
取扱業者 | 郵便局 | 郵便局 | 佐川急便 ヤマト運輸 |
受取場所 | 自宅 | 郵便窓口 自宅 |
自宅 |
受取人 | 本人または家族 | 本人 | 本人 |
必要なもの | 受取印 | 本人確認書類 受取印 |
本人確認書類 受取印 |
最近は楽天カードなど申込時に本人確認書類の提出を不要とするカード会社もあり、その場合は本人限定受取郵便や受取人確認配達を利用し、配達時に本人確認をします。
また、一定期間受取ができない場合、配送業者からカード会社へ戻されてしまいますので、クレジットカードを申し込んだら受け取るまで注意しておきましょう。
ちなみに私はすべての受け取り方法を経験したことがありますが、郵便局の本人限定受取郵便が一番面倒でした・・・(^^;
学生クレジットカードと限度額の関係
クレジットカードを持つ学生が不便に思うことも多い限度額の低さ。
なんで学生だと限度額が低いの?毎月しっかり支払っているのに限度額が上がらないの?
と思っている人もいることでしょう。
学生に発行するクレジットカードと限度額についてご説明しましょう。
学生向けクレジットカードの限度額が低いのはなぜ?
学生に発行するクレジットカードの限度額は必ず低い金額に設定されます。
だいたい5万円~30万円程度の限度額が多いですね。
理由は単純です。
学業が本分の学生ですからたとえアルバイトをしていたとしても安定した収入はないと判断します。
安定した収入がない人に対して高額な限度額のクレジットカードを発行した場合、支払いができず返済してもらえない可能性が高くなりますよね。
クレジットカードはいつか出世払いで返済するね~は通用しません。
決められた日に決められた金額を支払うことがお約束なんです。
そもそも収入がなかったり、安定しなかったりと不安要素のある学生にクレジットカードを発行するのは将来を見据えてのこと。
大きなリスクを負ってまで高い限度額を設定することはありません。
また、別の見方をすると法律的な問題というとらえ方もできます。
クレジットカードの限度額は改正割賦販売法という法律の元、上限が決められているんです。
改正割賦販売法では、限度額30万円以下であれば審査のみで発行できるが、30万円以上の限度額を設定する場合は年収等から支払可能見込額を計算し、見込額以下の限度額に設定すると定められています。
そのため、安定した収入のない学生には30万円以上の限度額を付与することができません。
尚、複数枚のクレジットカードを持つ場合は、2枚目、3枚目のカードの限度額がそれまでに使用してきた経歴(クレジットヒストリー/クレヒス)により左右される可能性が高くなりますが、上限30万円を超えることはないと思っておいてよいでしょう。
学生が働いていると限度額は高くなる?
学生でもごく一部には安定した収入を得ている人もいると思います。
そんな人ならもう少し限度額を上げてもいいのでは?と思っていませんか?
これは考え方の問題ですが、上記にも書いた通り学生はどんなに働いていたとしても安定収入がある人とはみなされませんので、限度額は通常の学生と変わりません。
但し、学生という身分を捨てて働いている社会人として申し込みをした場合は限度額が変わる可能性が高くなりますが、働いている企業や年収などを元に審査で決定される金額なので結果はわかりません。
また忘れてはいけないのが、社会人として申し込みをした場合は各クレジットカードに付いている学生としての特典や優待は受けられなくなること。
そしてもしも収入を得ている手段がアルバイトの場合は、フリーターという扱いになり審査の上では決して有利な身分ではないこと。
これらを考えて自分が望む身分で申し込みをする必要があります。
限度額を簡単に上げる方法はあるの?
いきなりですが、限度額を簡単に上げる方法はありません 笑
カード会社はカード会員に対して一定期間ごとに審査を繰り返し行います。
この審査は限度額を上げたり、下げたりどちらにも影響しますし、場合によってはキャッシング機能をなくしたりする場合もあります。
限度額を上げる要素はやはり優良会員であること。
カード会社によってその基準は異なりますが、私がいた会社では「リボや分割などの手数料が発生する支払い方法でコンスタントにカードを利用している人」が最優良会員とされていました。
カード会社にしてみれば安定した手数料を支払ってくれる人なので当然と言えば当然ですが・・・。
また逆に発行した時点では問題がなかった人でも数年経ってみたら他社からのキャッシングやローンが異常に多くなっていたり、退職して無職になっていたりした場合は、限度額を減らす対象としていました。
限度額を上げたいのであればクレジットカードを使うことが一番です。
クレジットカードを使い続けることでクレジット利用履歴(クレジットヒストリー/クレヒス)が積み上げられ、信用度が上がるため、定期的な審査で限度額が上がる可能性が高くなります。
もちろん支払いに遅延や滞納がないことは重要なポイントになります。
学生でも限度額が高いクレジットカードはどれ?
限度額が引くのであれば、なるべく高い限度額をゲットできるクレジットカードを知りたくなりますよね。
学生向けクレジットカードの限度額の上限が30万円程度までという話は上でしましたが、限度額が高いカードをチェックしましょう。
- 三井住友VISAデビュープラスカード
- JCBカードW
- 楽天カード
- 学生専用ライフカード
見る限り学生に人気の高いクレジットカードが軒並みというところですね。
また、学生に限らず大きな買い物をする場合に手持ちカードの限度額を一時的に増額してもらえることがあります。
私も結婚式の支払いで一時増額をしてもらい、一気に数万円分のポイントをもらった記憶があります(^^;
学生に対する一時増枠で一番金額が高いのは楽天カードの50万円。
但し、JCBカードWでは利用予定の内容により増枠の審査をするため、楽天カード以上の増枠が可能かもしれません。
今すぐクレジットカードがほしい学生は即日発行がおすすめ
即日発行やスピード発行できるクレジットカードがあることは知ってるけど、学生は無理でしょ?と思っている人って結構多いようですね。
大丈夫です。安心してください!
学生でもすぐに作れるクレジットカードはあるんです。
日本国内で発行されているクレジットカードの種類はとても多いですが、その中で即日発行やスピード発行に対応しているクレジットカードは確かに少ないです。
そんな少ない中で更に学生でも申し込みできるカードとなれば更に少なくなりますし、自宅付近にカードを受け取れる店舗がなければ物理的に無理な話。
でも皆さんが思っている以上にあるもんですよ。
タイプ別に具体的なクレジットカードをご紹介しましょう。
とにかく早く作りたい学生向け
還元率や特典に関係なく、とにかく今すぐクレジットカードがほしい!
そんな学生におすすめのクレジットカードです。
アコムACマスターカード(即日)
申込資格 | 20歳以上の安定した収入と返済能力のある方 |
---|---|
年会費 | 無料 |
還元率 | 0.25% |
アコムACマスターカードは即日発行の代名詞と言っても過言ではないクレジットカードです。
残念ながら20歳以下の学生は申し込むことができませんが、20歳以上で安定した収入がある方であれば審査等の面からみてもおすすめの1枚。
但し、ポイントやキャッシュバックなどの還元サービスは一切ありません。
エポスカード(即日)
申込資格 | 高校生を除く18歳以上の方 |
---|---|
年会費 | 無料 |
還元率 | 0.5%~1.0% |
未成年の学生が即日発行するのであればエポスカードがおすすめです。
学生向けの特典や優待が多く、クレジット決済以外の面でも役立つ1枚になると思いますよ。
但し、即日発行可能なマルイ店舗が近くにないと物理的に発行が難しくなるため確認してみましょう。
旅行のための傷害保険を活用したい学生向け
今や海外の医療費が高額なことは常識になりつつありますよね。
国内外問わず旅行へ行く際の傷害保険はなくてはならないもの。
そんな学生はこちらをどうぞ。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード(即日)
申込資格 | 高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方 |
---|---|
年会費 | 26歳になるまで無料 |
還元率 | 0.5%~1.0% |
海外旅行傷害保険が自動付帯されており、更にアメックスブランドを持つクレジットカードのため海外へ渡航する学生には是非持っていてもらいたい1枚です。
通常海外旅行傷害保険の最高金額は2000万円が多いところ、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは最高3000万円なのが魅力。
但し、国内旅行の場合は利用付帯となるので注意が必要です。
ETCカードを即日使いたい学生向け
以外と盲点になりがちなのがETCカード。
高速道路で遠方へ出かけるのにクレジットカードを用意して安心していたら、ETCカードは別途後日受け取りだったー!という声をよく聞きます。
実はETCカードはほとんどが本カードとは別に後日郵送されてくるため、ETCカードを早く使いたい場合はより早くクレジットカードに申し込みをしなければなりません。
セゾンカードインターナショナル(即日)
申込資格 | 高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方 |
---|---|
年会費 | 無料 |
還元率 | 0.5% |
ETCカードまでも即日発行できる唯一のカード会社セゾンカードが発行するレギュラーカードです。
特定日に西友やLIVINでのお買い物が5%オフになるため、主婦層に人気の高いクレジットカードですが、ETCカードの即日発行を希望するのであればこのカードを選ぶことも検討することをおすすめします。
但し、還元率が低めでポイント系の特典がないというデメリットがあるので悪しからず。
今後もメインカードとして使い続けたい学生向け
早くクレジットカードを使いたいからといってとりあえずでクレジットカードを作るのはちょっと・・・と思っている人ならやはりプロパーカードがおすすめです。
ステータス感は保ちつつ学生としてのメリットも十分受けられるカードが早く発行されるのであれば選択の価値ありです。
三井住友VISAデビュープラスカード(最短3営業日)
申込資格 | 満18歳~25歳までの方(高校生は除く) ※学生としての申込は一部制限あり |
---|---|
年会費 | 初年度無料、翌年以降は前年1回以上の利用で無料 ※利用ない場合1,250円(税抜) |
還元率 | 1.0%~2.5% |
大手カード会社のプロパーカードということもあり、学生に人気の高いクレジットカードです。
学生や新社会人向けに設けられた特典はもちろん、将来のゴールドカードが約束されているステータス抜群の1枚です。
但し、店舗を設けていないため即日での発行はできず、最短3営業日のスピード発行になるので注意しましょう。
JCB CARD EXTAGE(最短3営業日)
申込資格 | 18歳以上29歳以下で、安定継続収入のある方。 または高校生を除く学生の方。 ※学生としての申込は一部制限あり |
---|---|
年会費 | 無料 |
還元率 | 0.5%~1.5% |
こちらも三井住友VISAデビュープラスカードに並び学生人気の高いクレジットカードになります。
日本が誇る国際ブランドが発行するプロパーカードでありながら、ポイントプログラムもしっかりとしているため使い方を選びません。
但し、三井住友VISAデビュープラスカードと同じく即日発行には対応しておらず、最短3営業日発行になります。
甘いと言われる学生の審査と親や奨学金の関係
学生のクレジットカード審査は甘い、簡単、落ちないなどと言われることが多いものの心配になるのは当然のことですよね。
特に親と審査の関係や奨学金が審査に与える影響はできることなら事前に知っておきたいと思うのではないでしょうか。
過去カード会社3社に勤務し、そのうち2社で審査担当をしていた私の視点も含めてお伝えします。
学生の審査は社会人よりもハードルが低い
まず、学生に対するクレジットカード審査が甘いという噂?は事実です。
言い方を変えれば甘くならざるを得ないというところでしょうか。
クレジットカードの審査方法
通常クレジットカードの審査は申込者の個人情報などを元にスコアリングという採点方式で行っていきます。
職業や年収、勤続年数など勤務先に関係する情報や住宅状況、家族構成など申告した内容の半分以上がスコアリングの元になります。
また、その他にクレジットヒストリー、略してクレヒスと言われるカードやローンの利用履歴にも目を通します。
これは申し込んだカード会社だけでなく、他社の情報もまとめて信用情報機関に登録されており、携帯電話料金の支払いも含まれてきます。
申し込み内容で自動的に判断できる材料とクレヒスにある人的に判断できる材料を合わせて審査が行われることになります。
学生の審査が甘い理由
ではなぜ仕事も収入もない学生に対する審査が甘くなるのでしょうか。
先にも説明した通り、前提として学生にクレジットカードを発行するのはその後も継続して自社カードを使ってもらいたいから。
いわば長期的に継続した利用をする優良顧客になってもらいたいからということ。
その前提のもと下記のような理由で審査が甘くなるんです。
- 学生という身分のスコアが高い
具体的には一般の会社員同等のスコアが加算されます。 - スコアリング上10代、20代の点数が高く設定されている
カード利用機会が多い年代、今後カードを活用しやすい年代と判断されます。 - 他社借入なしのスコアが高め
住宅ローンや自動車のローンを組んでいる人には負けますが、借入がないということはもちろんプラス要素です。 - そもそもクレヒスがない
ほとんどの学生はクレヒスがないか、あってもそう多くないかのどちらかです。クレヒスは審査のうえで一番重視されると思ってよいくらいのパワーを持っていますが、そのクレヒスがなければ審査に影響しようがないんです(^^;
特に初めてクレジットカードを作る人はまっさらな状態なので、落とす理由がないんですね。既に何らかのローンを組んでいたり、2枚目、3枚目のカードを作ろうとしている場合は既に使っているクレジットの履歴がクレヒスに出ますが、支払いが滞ったり異常な数のローンを組んでいない限り審査に大きく影響することは少ないです。
奨学金は審査に影響しないが知っておいた方が良いこと
奨学金を借りて学校に通っている学生にとって一番気になるとこですよね。
原則、奨学金がクレジットカードの審査に影響することはありません。
奨学金が借金であることは事実ですが、カード会社が審査時にチェックしている信用情報機関には奨学金の情報が掲載されません。
カード会社に奨学金を借りているかどうかは調べられません。
そのため、申込時の「他社からの借入」欄にも記入する必要もありません。
念のためですが、年収欄に奨学金の金額を書くようなこともしないでくださいね。収入ではありませんので。
但し!奨学金の返済を滞納してしまった場合は要注意です。
滞納が3ヶ月を超えた時点で一部のカード会社が閲覧できる信用情報機関に事故情報が掲載されてしまい、審査が通りにくくなる可能性が高くなります。
学生の審査に親が関係するのは事実なの?
学生の場合は親が審査されるという話はネット上で多数出ていますが、絶対的な答えがなくここにたどり着いた人もいるでしょう。
まず学生の場合は親が審査されるという事実は可能性レベルであるということ。
言い方を変えると場合によっては親の情報も参考にするという感じですね。
正直、すべてのカード会社が絶対的に参考程度の審査になるかは明確に言えませんが、私が審査をしていた2社は当時このような考え方でした。
そもそもクレヒスのない学生ですから親の個人情報がどこまで紐づけられるかという問題があります。
信用情報機関には氏名、生年月日、住所などで個人情報を問い合わせ、いずれかに関連すると判断された情報がすべて閲覧できます。
実家の場合は親の情報も関連情報として出てきますが、一人暮らししている学生の場合は親と住所が異なるため親の情報と紐づけることができません。
但し、自社の使用履歴に親がいた場合は少し話が変わります。
自社で親が事故(延滞や滞納など)を起こしており、情報が紐づいた場合は、各カード会社の考え方により判断が分かれてきます。
学校名で審査結果が変わるって本当?
優秀な学校だとクレジットカード審査に通りやすいなんて噂があることを最近知った私です 笑
基本的に学校名は審査に関係しないと思ってよいと思います。
私が審査をしている時には一切ありませんでした。
今は東大を出てもフリーターになる時代ですし、偏差値と支払い能力は比例しないですよね。
中卒、高卒の方が立派に会社を経営していることだって当たり前にあります。
万が一、この判断が審査に入ることがあるとすれば審査担当者個人の見解でしょう。
しかし、個人的な見解を審査に入れることは常識的に考えてNGです。
カード会社に寄るかもしれませんが、審査は基本的に一人で行いますが、その後上席者の決済も必要になるためあまりに情報と審査に乖離があれば必ず問題になります。
自分の通っている学校に自身を持ってくださいね!
銀行系カードはその銀行の口座保有が条件なの?
銀行系カードは読んで字のごとく銀行が発行するクレジットカードなので、そんな疑問を持っても不思議ではありませんね。
これは各カードによって異なりますので申込時に確認する必要があります。
銀行系クレジットカードの口座については下記3パターンあります。
- 発行銀行に口座を持っていないと作れない
申し込み時に口座がない場合は、口座開設が条件になります。 - 発行銀行口座がなくても作れるがメリットが薄れる
発行銀行のATM手数料が無料になるなどの特典が受けられない。 - 発行銀行と口座は全く関係ない
口座に関係なく作ることができ、口座に関する特典などもない。
最近はコンビニやスーパーなどどこでもATMがあり、とても便利になりましたよね。
しかし、何も考えずにチョコチョコ使っていると手数料だけで月に1,000円を超えてしまうなんてこともあります。
ATMをより便利に使いたいのであれば手数料無料などの特典がある銀行の口座やクレジットカードが良いのではないでしょうか。
審査に通らない学生はこんな人
審査に落ちることがないと言われる学生でも実際に審査に落ちてしまった学生はいます。
自分で何らかの覚えがある場合は仕方ないと納得するでしょうが、クレジットカードを作ったこともなく、何の覚えもない学生にとっては困った問題ですよね。
ここでは学生が審査に通らない可能性がある理由についてご説明しますね。
申込条件を満たしていない
以外と多いこの理由(^^;
そもそものカード申込条件を満たしていないともちろん審査には通りません。
学生で多いのはやはり「学生不可」や「年収〇〇円以上」「安定した収入のある方」という条件です。
友達が持っていたクレジットカードと同じカードに申し込んだのに!と思っている人もいるかもしれませんが、その友達は学生としてではなく、フリーター(アルバイト)として申し込んでいるのかもしれません。
まずは条件をしっかりと確認しましょう。
一定期間に複数の申し込みをしている
クレジットカードを同時に複数申し込むことは避けた方が無難です。
複数同時申込で確実に審査に落ちるということではありませんが、一気に何枚ものカードに申し込みをしている人の印象ってどうですか?
お金に困っている印象受けませんか?
また、最近では入会時の特典が高額かつ現金同様に使えるポイントとなっていることから、特典狙いであるとみなされる場合もあります。
ここで1つ。
なぜ複数を同時に申し込んだことがカード会社にわかってしまうのか。
クレジットカードやローンに申し込みをした事実が信用情報機関に登録されるからです。
審査のところでもお伝えしましたが、審査時には必ず信用情報機関の情報を参照します。
数日違いや数週間違いであってもこの時に何枚ものカードに申し込んでいることがわかってしまいます。
ちなみにこの申込履歴は過去6か月分掲載され、以降は申込情報が削除されるため、複数同時申込で審査に落ちたと思われる方は半年間待ってから本当に作りたいカードにだけ申し込むと良いでしょう。
申込情報にミスがあった
自分の個人情報を申告するのにミスがあるなんて考えらない!と思うひともいると思いますが、申込内容のミスはとても多いんです。
申込書が手書きの時代は字が読めずに正しく書いていても間違えて伝わってしまうことがありましたが、今やPC、スマホの時代。
字が読めないなんてありえませんよね。
では、なぜこんなことが起きるのか。
私は個人的に、予測変換によるミスや郵便番号からの住所検索によるミスが多いような気がします。
しかし、ミスがあったから即審査に落ちるということはありません。
カード会社はミスに気付いた場合、まずは電話で確認の連絡をします。
それで悪意のないケアレスミスであるとわかれば、そのまま審査は継続され問題がなければ審査に通ります。
ここで問題になるのが、連絡先の電話番号そのものに間違えがあった場合です。
社会人であれば自宅や携帯の他、勤務先電話番号も申告しますが、学生の場合は勤務先の申告がないぶん自宅や携帯の番号にミスがあったら致命的です。
信用情報機関登録の電話番号で正しい番号が判明することも多々あるものの、信用情報がまっさらな学生はそれすらもないわけですから・・・。
万が一、自分が申告した内容に間違えがあるとわかったらその時点で即カード会社へ連絡をしましょう。
親権者の同意を得られなかった
未成年が必ず親権者の同意が必要ですし、カード会社によっては成人していても学生の場合は親権者の同意が必要なところもあります。
未成年の学生で親権者の同意が得られない場合は、100%審査に通りません。
これは法律で決められたことなので、親などの親権者に理解を求めるしか方法がありません。
また、成人している学生で親権者の同意が得られない場合はカード会社により判断が変わるもののアルバイトなどをして自身の収入があればフリーターとして申し込みをすることも可能です。
成人している社会人に対しては親の同意云々は関係なくなりますので、親に同意してもらえない場合は考えてみてくださいね。
バイト先の在籍確認ができなかった
これは学生、社会人問わず審査に落ちる理由になりますが、確認できずにいきなり審査が終了することもありません。
昨今、個人情報の取り扱いがとても厳重になっているため、勤務先によっては相手の素性がわからない電話は取り次がないなどがあり、在籍確認自体が難しくなっています。
上記や他の理由で在籍確認ができなかった場合は、申込者本人に電話連絡し、在籍確認ができなかった旨を伝え、状況と今後の対応について相談します。
実際に私も在籍確認ができなかった経験があります。
私は結婚して姓が変わり10年ほど経過しても、勤務先では旧姓のまま働いていました。結婚後の姓を知っているのは人事担当者くらいですが、担当者であってもそく私の新旧の姓を結びつけることが難しいかと思います。
クレジットカードはもちろん現在の姓名で申込するため、旧姓が通っている勤務先では「そんな人いません」という回答になってしまうわけです(:_;)
この時はカード会社に事情を話し、再度旧姓で連絡をしてもらい事なきをえました。
このようなことは多々あり、社会人になれば雇用先と出向先の違いで確認が取れないなど更に多岐に渡る事情がでてきます。
但し、在籍確認が取れなかった際に申込者本人と連絡が取れなければそのまま審査を終えざるをえませんのでご注意ください。
携帯電話料金の未払いがあった
今や常識となりつつある携帯電話料金未納による審査落ちですね。
学生には多い理由になるかもしれません。
携帯電話料金の未納という表現をしましたが、実は審査に影響するのは携帯電話利用料金ではなく、スマホ本体の割賦代金の未納なんです。
これは2007年に総務省が各キャリアに機種代0円販売を中止するよう勧告したことにより、翌年以降は本体端末を分割で支払うことで対応しています。
ローンを組んでいるという認識が非常に薄くなる販売方法ですが、実際はこれもローン契約になります。
ローンの支払いを携帯電話利用料と一緒に支払っているということです。
そのため、携帯電話料金の引き落としができないことは、ローンの支払いができないことと同じということになります。
ローンですからもちろん信用情報機関にも登録されます。
この滞納や未払いは、たった1回や2回断続的に起こっていても大きく審査に影響する可能性は少ないですが、何か月も継続していたり滞納回数が多すぎる場合は信用能力に欠けると判断され、審査に落ちる原因になります。
もちろんその後のスマホ購入にも影響しますので、携帯料金は未納のないように注意してくださいね。
学校を卒業や中退して学生じゃなくなった時には
持っているクレジットカードが学生専用や学生として発行されているクレジットカードの場合は、しっかりと手続きしなければなりません。
学生としてのメリットもありますが、学生ではなくなった場合のメリットがあるので一概に学生扱いではなくなることがマイナスととらえる必要はないでしょう。
卒業しても中退しても行き着く先は社会人
学校を卒業した場合、社会人になるということは誰もがわかっていると思いますが、中退した場合はどうなるのでしょうか。
中退や除籍の場合でも行きつく先は社会人です。
中退してその後、別の学校に入りなおす場合もあるでしょうが、その場合でも一旦学生ではなくなりますので、扱いは社会人と同じになります。
社会人となった場合は、収入がなければクレジットカードは持てませんし、収入があってもその年収に応じた限度額のカードしか持てないということになるんです。
尚、予定通りの年月に卒業をする人に対しては多くのカード会社が更新に必要な情報を申請するよう通知を出していますので、その通知に従って手続きすればOKです。
中退や除籍になると学生クレジットカードは使えなくなる?
使えるか使えないかでいえば、そのまま継続して使うことが可能です。
中退や除籍になった際に学生として所有しているクレジットカードがいきなり取り上げられることはないので安心してください。
というのもクレジットカードを作る時に学生であることを申告する必要はありますが、その後中退や除籍になったことはカード会社にわからないからです。
学生の身分のままカードを持ち続けたい場合は申告しないという手段もありますが、厳密にはカード会社の規約に引っかかることになるでしょう。
クレジットカードに限らず何らかの契約をする際には約款や規約など、絶対に誰も全部読まないでしょ!というくらい細かいお約束が書かれた用紙があります。
大きな金額の取引や企業間の取引の場合は約款や規約を読まないと後でとんでもないことになりかねないので読むでしょうが、個人がカードやローンの規約にしっかりと目を通すことは少ないですよね(^^;
ほとんどの場合、その規約や約款に「申告内容が変更された場合は速やかに連絡すること」という内容の文言が書かれているはずです。
そこに則って考えれば申告をしないことは契約義務違反となります。
しかし・・・カード会社が定期的に中退や除籍を調べることはしていませんし、学歴でクレジットカードの内容が変わることもないのが実情です。
身分が変わったら登録情報を変更しよう
学校を中退や除籍になっても登録情報を変更せずに使い続けることは可能ですが、不都合がなければ登録情報を変更しましょう。
カード会社は定期的に会員に対して審査をし続けます。
その審査によって限度額が上下したり、優良会員にはゴールドカードへの切り替え案内をします。
学生カードのメリットもありますが、社会人となった場合は限度額の審査方法が変わりますのでしっかりと働いているのであれば勤務先を登録した方が限度額が上がりやすくなります。
また社会人になって実家を出た場合、住所変更をしないと更新カードを含めた郵便物の受け取りができなくなる可能性もあります。
学生が複数のクレジットカードを作れるのか
クレジットカードに使い慣れてくるとカードを使い分けたり、更に条件の良いカードに魅力を感じたりして2枚目、3枚目のカードを作りたいと思う人はたくさんいます。
実際、国内のクレジットカード調査で一人当たり1.5枚のクレジットカードが発行されており、保有していない人を差し引くと一人当たり3枚程度のカードを保有しているという結果が出ています。
学生でも複数のクレジットカードを作ることは可能
学生だからといってクレジットカードの枚数制限はありませんので、複数枚のカードを持つことは可能です。
問題はカード会社がカードを発行してくれるかどうかと、自己管理がしっかりできるかという点でしょう。
学生が2枚目以降のカード審査で注意すべきこと
2枚目以降のクレジットカードを作る場合、1枚目とは審査の内容が少しだけ変わります。
というのも1枚目のクレジットカードに対するクレヒスが既に存在するからです。
ローンなどの経験がない場合、1枚目のクレジットカードを作る時はクレヒスがない状態のため、学生という身分で審査が甘くなりますが、既にクレヒスがある場合はその内容を見られることになります。
ヒレヒスは申込者の審査に良くも悪くも影響する一番の材料です。
優秀な利用履歴があれば審査に通りやすくなりますし、延滞や滞納などの事故情報があればたちまち審査に通りにくくなります。
また、審査に落ちる理由でも解説した通り半年以内に多数のクレジットカードに申し込みをした場合は良い印象を与えません。
特に1枚目のクレジットカードを短期間で限度額上限まで使ってしまったために2枚目のクレジットカードを作ろうとした場合はすぐに審査担当に気づかれてしまいます。
最終的にはカード会社の判断となりますが、クレヒスであまり良くない印象を抱く内容がある場合は限度額が最小限になるか発行見送り(審査落ち)となる可能性が高くなりますので、覚えておきましょう。
学生が複数のカードを持つメリット
複数枚のクレジットカードを持てばその分メリットは増えますので、より快適なクレジットカードライフが送れますね。
- 限度額の総額が上がる
単純に新しいクレジットカードの限度額分使える金額が多くなりますが、使いすぎないように注意が必要です。 - カードを使い分けることで管理がしやすくなる
用途や支払日、還元率によってカードを使い分けることができるようになります。
交際費用のカードとショッピング用のカード、生活費用のカードと趣味や洋服などのお買い物カードなどで分けると一目で使った金額がわかり便利ですよね。 - 1枚目と別の国際ブランドを選択することで使える店舗が増える
複数のクレジットカードを持つときには国際ブランドも1枚目とは違うブランドを選ぶことをおすすめします。
特にVISA、Master cardは使える店舗が多いですが、JCBの場合は少し店舗数が少ないため1枚目がJCBの場合はその他を選択すると良いでしょう。 - より多くの特典や優待を受けることができる
クレジットカードに付帯されている特典や優待はカードによってまったく異なる場合も多いですね。
1枚目は還元率を重視、2枚目は航空サービスを重視など自分に合った特典のカードを選ぶことで受けられる特典や優待の幅が広がります。 - クレヒスを積み上げやすくなる
複数のカードを無理なく使い続けることでクレヒスをどんどん積み上げていくことができます。
1枚でもクレヒスは作れますが、多くのカードを使えばその分早く多くのクレヒスが作られていき、支払いなどが円滑に行われていればその後のクレジットカード関係の審査に役立つでしょう。
学生が複数のカードを持つデメリット
複数枚のクレジットカードを持つとなるとメリットばかりが目につきますが、デメリットにも目を向けて検討しましょう。
- カードを使いすぎる
やはり一番のデメリットはカードを使いすぎることでしょう。
もちろん自己管理に自身がある人にとってはデメリットでもなんでもなく、普通に管理すればよいだけの話。しかし、多額のお金を使える環境にあるとどうしても欲しいものに手が出てしまったり、交際費などの見えない(物の残らない)お金を使いすぎてしまう恐れが出てきます。自分がどれだけ支払い能力があるのかをしっかりと見つめて使い続けることが必要です。 - 支払日を間違えてしまう
基本的に金融機関の口座から自動引落になるカード利用料金ですので残高がなければ引き落としされません。複数のカードの支払日が異なる場合は、当たり前ですがそのカードの支払額を支払日前日までに口座入金する必要があります。
支払日を間違えてしまうとその日に支払うべき金額分残高がないなんてことにもなりかねませんので注意しましょう。 - まとまったポイントが得にくくなる
ポイントなどの還元があるクレジットカードの場合、利用するカードを分散させればさせるほど1枚のカードに貯まるポイントは少なくなります。ポイントの有効期限が1年など限られたカードの場合、ある程度ポイントが貯まらないと使えないこともあるため気を付けたいですね。
おすすめのクレジットカード所有枚数は2枚~3枚
クレジットカードを複数持ちたいと漠然と考えているけど、一体何枚くらいが適当なのか?と思ったことありませんか?
私がおすすめする枚数は2枚~3枚です。
4枚以上のクレジットカードを持つと大人でも管理しにくくなりますし、1枚では物足りない気持ちもわかります。
但し、限度額が足りないという理由だけで複数のクレジットカードを持つと必ず支払いに困る日が来ますので本当に必要かどうかを再度考えてから申し込みしましょう。
2枚目3枚目の学生クレジットカードはどう選ぶ?
さて、2枚目や3枚目のクレジットカードを作ろうとした場合、どのクレジットカードが良いのでしょうか。
今現在持っている1枚目のカードにより2枚目、3枚目のカードの選び方も変わってきます。
1枚目のカードの特徴で2枚目以降を決めよう
生まれて初めて手にしたクレジットカード、すなわち今持っている1枚目のカードは何を基準に選びましたか?
第一の条件は学生が作れることでしょうが、その次のポイントは還元率や特典、ステースなど個々に異なるでしょう。
2枚目以降は1枚目のカードにない特徴を持ったカードを選ぶとより幅が広がります。
1枚目を将来性で選んだのであれば2枚目は還元率、3枚目は審査に通りやすそうなカードなどと考えてみてください。
1枚目と2枚目以降に選ばれやすいクレジットカード
やはり1枚目のクレジットカードは銀行系や大手カード会社のクレジットカードが選ばれやすくなっています。
具体的には、三井住友VISAデビュープラスカード、JCBカードWあたりが多く、初めてのカードで審査もある程度安心して受けられることも理由の1つだと思われます。
また、2枚目以降では審査に通ることが優先されるためか、楽天カードや学生専用ライフカードを選ぶ人が多いようです。
確かに2枚目以降は1枚目のクレヒスが関係してくるため、審査を重視して選択した方が安心感は増しますよね。
余談ですが、りそな銀行が発行している「りそなカード」が学生に人気と聞いたことありませんか?
ネットなどでも学生のクレジットカードでりそなカードがヒットすることが多々あります。
これは恐らく立教大学や早稲田大学の学生限定カードがあり、各大学の学生限定で受けられる特典が豊富なことから出た噂だと思います。
通常のりそなカードにもメリットはありますが、他の学生カードと比較してもハイクオリティなクレジットカードではないでしょう。
複数カードを持つ学生におすすめのクレジットカード
具体的に2枚目、3枚目におすすめのクレジットカードをご紹介しましょう。
学生専用ライフカード
申込資格 | 高校生を除く満18歳以上満25歳以下で、 大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の方 |
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年会費 | 無料 |
還元率 | 0.5%~1.0% |
楽天カード
申込資格 | 18歳以上で安定した収入のある方(高校生不可) ※申込には楽天会員登録が必要です。 |
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年会費 | 無料 |
還元率 | 1.0%~4.0% |
Yahoo!JAPANカード
申込資格 | 18歳以上の学生(高校生を除く)の方 または、18歳以上で本人あるいは配偶者に安定継続収入がある方。 ※申込にはYahoo!JAPAN IDが必要です。 |
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年会費 | 無料 |
還元率 | 1.0%~3.0% |
これらのクレジットカードは比較的審査に通りやすい傾向にあり、還元や特典なども豊富なためおすすめです。
特に楽天カードやYahoo!JAPANカードは還元されるポイントが共通ポイントで、有効期限も最終利用日から1年と利用し続ければ期限がないのと同様のため、とても使いやすいカードです。
還元率を甘くみると損をする
よく学生さんから「ポイントは変わっても数円の違いだし・・・」ということを聞きます。
これって1回のショッピングのことを言っているのでしょうか、それとも使い続けた場合を考えて言っているのでしょうか。
年間で万単位のポイントを獲得している私からするとちょっと違うかな?というところ。
確かに還元率〇%と言われてもいまいちピンとこないし、1000円で1ポイントって結局1000円使って1円得するだけでしょ?と思ってしまうのも無理はありませんよね。
何かと物入りな学生だからこそ還元率をしっかりと把握して、お得に使いましょう。
還元率ってそもそも何?
クレジットカードについて調べていると常に還元率って単語が付きまといますよね。
上にも書きましたが、還元率って言われてもあまりピンとこない人は多いでしょう。
簡単に還元率を理解しておくと、今後クレジットカードを選ぶ時にも使う時にも役立ちますよ。
利用金額に対していくら相当のポイントやキャッシュが戻ってくるかを表した数値
還元率についてパーセンテージ以外に「1,000円で1ポイント」「1ポイント=1円」なんて書いてありますよね。これが還元率を算出する元になる情報です。
還元率の算出例
実際にもらえるポイントを例に還元率を算出してみましょう。
例1
200円で1円相当のポイントを1ポイントをもらえる場合
1円÷200円=還元率0.5%
例2
1,000円で5円相当のポイントを2ポイントをもらえる場合
(5円×2ポイント)÷1000円=還元率1.0%
還元率と間違えやすい付与率とは
還元率に関連して勘違いしやすいのが「付与率」です。
付与率はポイントの金額換算は考えず、単純に利用額に対して何ポイントもらえるかを表した割合です。
例1
200円で1ポイント付与される場合
1ポイント÷200円=付与率0.5%
例2
1,000円で2ポイント付与される場合
2ポイント÷1000円=付与率0.2%
還元率の例と付与率の例は1、2それぞれ同じカードに対して算出した割合です。
例1は付与率も還元率も同じですが、例2の場合はまったく違う割合になりますよね。
実際に自分のクレジットカードに対して考える時は付与率よりも還元率を重視しましょう。
学生にとって還元率はクレジットカードの肝
クレジットカードにはポイントやキャッシュバックなどの還元だけでなく、ショップの優待や提携店の値引きなどたくさんの特典が付帯されています。
人によって魅力に感じる点は様々でしょう。
ここで1つ気づいてほしいことがあります。
ポイントやキャッシュバックなどの還元以外は何か特定のことをする時にしかメリットがないということ。
店舗で受けられる優待はもちろん決められた店舗でしか受けられませんし、銀行系でATM手数料が無料になるのもATMを使うという限られた時だけ。
では、還元はどうでしょう。
ポイントやキャッシュバックはそのクレジットカードを利用するだけで対象になるんです。(キャッシング等一部対象外あり)
払込用紙で支払っている携帯料金やスマホゲームで使うお金、旅行代金、習い事の月謝、一人暮らし学生の公共料金など今やクレジットカードで支払えない事の方が少ないくらいです。
これらをすべてクレジットカード決済にした場合、飲み会やコンパで使うお金くらいは賄えてしまうでしょう。
誰にでも共通して便利に使える最大の特典が還元であり、その善し悪しを決める還元率だから重視すべきなんです。
学生が陥りやすいクレジットカードの落とし穴
さあ、学生のためのクレジットカード講座も終盤です。
ここまでクレジットカードのメリットや使いやすさを多くお伝えしてきましたが、クレジットカードには危険な面があることもしっかりと知っておいてください。
今は自己破産や債務整理をする人が多くなっているせいか、簡単に破産宣告できると思っている人もいます。
しかし、1つ間違えればその後の人生を大きく変えることになります。
クレジットカードには大きな落とし穴も潜んでいることを具体的にご説明します。
本当にできてる?計画的なお金の管理
クレジットカードは計画的につかいましょう、よく聞きますよね。
でも計画的にって具体的にはどういうことでしょうか。
締め日と支払日の関係
クレジットカードには必ず締め日と支払日があります。
いつからいつまでの利用分を●日に締め、〇日に請求しますという毎月の流れですね。
月末締め翌月27日払いだったり、15日締め当月末日払いだったりカード会社によって様々です。
これだけの説明を見ると締め日さえ把握して自分が使う日をコントロールすれば、支払えないほどの請求額にはならない気がしますよね。
しかし!
クレジットカードの仕組みはそんなに単純ではないんです。
既にクレジットカードを利用している人ならわかると思いますが、2か月も3ヶ月も前に利用したものの請求が届くことがあります。
特にガソリンスタンドやETCの利用に多いです。
実は「締め日までの利用分」は「締め日までにカード会社に請求情報が届いた利用分」なんです。
クレジットカードは利用した店舗がカード会社に請求情報を伝え、カード会社が店舗に代金を支払い、会員に請求をする仕組みになっています。
この利用した店舗からカード会社に請求情報が届くタイミングで請求月が変わってしまうんです。
月末締め翌月27日払いのカードを5月29日に使ったとしましょう。
使った本人は5月末日で絞めて翌月6月27日に支払いというスケジュールを立てますよね。
でもこれは利用店が5月31日までにカード会社に請求情報を届けた場合に限ります。
6月1日に請求情報を届けた場合は、実際の利用が5月29日であっても請求は6月末締めに入るため7月27日の支払いとなります。
これが1か月くらいの少額利用なら問題ないかもしれませんが、高額な利用で数か月続いてしまうともう何の請求がいつくるのかまったく把握できなくなります。
昨今はデータのやりとりもデジタル化によりスムーズになってきましたが、昔は伝票を郵送で送っている店舗もあったため今以上にズレが激しかったものです。
支払いスケジュールのすべては把握できない
上で説明したように思っていた月に請求されなかった時に怖いのは、その後の支払いスケジュールです。
予定していた月に請求がなければ単にお金が余ることになりますが、その余ったお金を使ってしまったり、翌月に予定していたバイト代が病欠により減ってしまったりした場合は支払いができない可能性が出てきます。
クレジットカードを利用するときには、今手元にあるお金で支払えるだけの利用に抑えることがベスト。
それが無理だからカードが必要なんだ!という場合は、支払えると思っている金額よりも低めの利用額に抑えておきましょう。
リボ払いや分割払いは悪魔のささやき
すぐにお金用意できないけど高額な物がほしい!
そんな時に便利なのがリボルビング払いや分割払いですよね。
学生なのでボーナスはないと思いますが、今月はバイトにあまり入れなかったけど来月はガッツリ働けるなんてことも多々あるでしょう。
しかしリボ払いや分割払いはその後数か月~数年に渡り支払いが続くため、長期間自由に使えるお金が減ってしまいます。
長期間使えるお金が減ることで、その間に欲しくなった物を更にリボ払いで決済すれば、その後の支払い額は更に増えてしまいリボ払いや分割から離れられなくなっていくのです。
しかもリボ払いや分割払いと一回払いは別々に計算されるため、その他に一括払いでも利用するとリボ払いや分割の支払額+一括払いの支払額が請求されすぐに火の車になります。
気づきにくい手数料
リボ払い手数料、分割払い手数料という言葉を聞いたことがあると思います。
どこぞの通販会社は分割手数料を自社が負担するというサービスを売りにしていますが、カード会社は負担してくれません。
それどころかカード会社にとっての利益はそこにあるんですから。
手数料は様々な部分を割愛し、簡単に説明すると「元金×利率」で計算します。
支払う時には上記で算出した手数料にプラス元金分を支払うことになります。
ここで分割払いとリボ払いの大きな違いが出てきます。
- 分割払い
元金(購入した商品の支払金額)対して分割手数料を算出し、指定回数で分割して支払う
例)50,000円の商品を購入し5回払いに指定した場合
50,000円に対して算出した手数料を5分割し、毎月10,000円の元金と5分割した手数料の合計額を支払う - リボ払い
毎回支払いのたびにリボで購入した商品の元金残高に対してリボ手数料を算出する
例)50,000円の商品を購入し毎月1万円の元金と手数料を支払う場合(元金定額返済と仮定)
1回目は50,000円に対する手数料を算出、2回目は40,000円に対する手数料を算出と毎月元金から支払い済み金額を差し引いた
金額に対して手数料が発生する
最終的にはリボ払いの方がより多くの手数料を支払うことになります。
尚、リボ払いは大きく分けて元金と利息の合計額を一定金額として支払う元利定額返済と元金の支払額を一定にし、手数料を元金に加えて支払う元金定額返済の2種類があります。
更に定率リボルビング方式や残高スライド方式などにわかれますのでその時点でもう複雑ですね(^^;
分割払いは支払い終了まで毎月ほぼ同じ金額を支払いますが、リボ払いは徐々に支払額(元利定額の場合は元金)が減っていくのが特徴です。
リボ専用カードに注意しよう
そんなにややこしくて、手数料が高いならリボ払いを使わなければいいね!と思ってくれる学生がいたらうれしいです。
しかーし!
カード会社は利益を出したいので、なんとかリボ払いを使ってほしいんです 笑
そこで考えられたのが通称「リボ専」と言われるリボルビング払い専用カード。
リボ専用カードで決済した場合はすべての支払いが自動的にリボルビング払いになるというクレジットカードです。
リボ払いが好きで好きでたまらない!という人にはうってつけのカードかもしれませんね・・・苦笑
リボ専用カードは一般カードよりもポイントの倍率が高いなど、目に見えてお得な特典が付いている場合も多くあるため注意してください。
「支払額は毎月最低約定金額以上であればいくらでもOK」とか「支払回数を指定する必要なし」なんて謳い文句があるカードはたいていリボ専用カードです。
申込時には必ずそのクレジットカードで支払える方法をチェックしましょう。
学生が気になるクレジットカードの疑問はここで解決
このページもとうとうラストになりました。
今まで解説してきただけではわからなかった学生からの疑問を一気に解決しちゃいましょう。
クレジットカードの申込や審査に関する疑問
学生でもキャッシング機能はつくの?
各カード会社の基準によって異なりますが、基本的にアルバイトなどによる収入がある学生に限られます。
- キャシング機能なし
楽天カード - 審査により決定
Yahoo!JAPANカード/エポスカード/MUFGイニシャルカード/Orico Card THE POINT - キャッシング機能あり
JCBカードW/三井住友VISAデビュープラスカード
また、アコムACマスターカードは学生でも成人してアルバイトなどで安定した収入があればフリーターとしてキャッシング機能のついたカードを作ることができます。
学生は一般クレジットカードに申込できないの?
アルバイトなどによる収入がない学生は原則申し込みできません。
一般のクレジットカードの場合は、「本人もしくは配偶者に安定した収入がある方」が一般的な条件になっています。
学生というだけでは安定収入がないとみなされますので、基準不適合ということになります。
一般のクレジットカードに申し込みたい場合は、学生ではなくフリーターとして申し込みをすれば審査に通る可能性があります。
親がブラックだと子供はクレジットカードを作れない?
原則、クレジットカードの審査は申込者本人に対して行われますので、ブラックリストの親を持つ子供の審査で親の情報を見ることはあまりありません。
但し、未成年の場合は必ず親権者の同意が必要になるため親の情報を参考にする可能性は十分にあります。
未成年で収入のない学生にクレジットカードを発行するということは、どうしても親を審査対象にせざるを得ないことがあるからです。
心配がある人は成人してからカードに申し込むことをおすすめします。
尚、親の事故情報(ブラック情報)が申し込んだカード会社自体に合った場合は、審査に通らない可能性が高くなります。
他社での事故情報は親の情報を信用情報機関に問い合わせる必要がありますが、自社の場合は自社データベースで情報が閲覧できてしまうからです。
クレジットカードの使い方に関する疑問
クレジットカードの使い方を教えて?
クレジットカードの選び方や作り方はいろいろなサイトで解説していますが、使い方を解説しているところは少ないですよね。
店舗でクレジットカード決済をする場合は、レジでお金を出すのと同じタイミングでカードを店員さんに渡せばOKです。
その時に支払い回数も「1回払いでお願いします」や「リボでお願いします」伝えると良いでしょう。
現在主流となっているICチップ付きのクレジットカードで店舗に専用端末がある場合は、店員さんから端末を向けられ暗証番号の入力をお願いされます。
そこでクレジットカード申込時に設定した暗証番号4桁と確定ボタンを押せば終了です。
ICチップなしのクレジットカードや専用端末がない店舗の場合は、店員さんがレジでカードをスキャンします。
その後、レシートのような用紙にサインを求められるのでクレジットカードの裏に記入したサインと同じサインをすれば終了となります。
尚、店舗とカード会社の契約によっては決められた上限金額以内の場合はサインレスで決済できる場合もあります。
基本的な上限金額はスーパーで3万円以下、コンビニで1万円以下となっています。
旅行代金など限度額以上の支払いが必要な場合はどうしたらいいの?
「学生でも限度額が高いクレジットカードはどれ?」でも少しお伝えしましたが、一時的に限度額を増額できることが多いです。
例えば10万円限度額のクレジットカードでも電話で事情を話し、増額申し込みをすることで20万円の決済ができるようになります。
増額金額はカード会社により異なり、最大金額を設定している場合と審査により決定される場合があります。
また、一時的に枠を空けるため、いつどこで決済するのかを事前にカード会社へ伝える必要があるので、申し込みする際は情報を手元に用意しておきましょう。
学生ローンに関する疑問
学生ローンを借りているとクレジットカードは作れない?
学生ローンは他社借入となり「クレジットカードの審査方法」で説明した通り、スコアリングに影響しますが、カードを作れないということではありません。
ローンなどの現金借入は正直良い印象は与えませんし、カード会社の基準にもよりますが、きちんと約定通りに返済をしているのであればカードを作れる可能性は十分にあります。
但し、限度額には期待しない方がよいでしょう。
尚、学生ローンの返済に延滞や滞納がある場合はより審査が厳しくなりますので注意してください。
学生ローンとクレジットカードのキャッシングどっちが良い?
これは必要な金額により答えが変わるため、一概にどちらという回答はできません。
というのも学生ローンとキャッシングの大きな違いは「限度額」「金利」にあるからです。
学生ローンは現金を貸すことを目的としていますので、限度額が高く金利が安い傾向にあります。
対するキャッシングはクレジットカードの機能の1つとなり、限度額は低く金利が高い傾向にあります。
高額な現金が必要であれば学生ローンの方が希望を満たしてくれると思いますが、やはりローンでの借入はその後の様々な審査に影響する可能性が高くなります。
まとめ
学生でもクレジットカードを作ることはできますし、社会人になる将来を考えれば学生のうちからカードの扱いに慣れた方が良いでしょう。
但し、クレジットカードは個人の信用力に非常に大きな影響を及ぼすツールになるため、安易に枚数を増やして乱用しないように注意が必要です。
また、クレジットカードを利用するのであればカードを使う上での常識を身に着け、使う姿だけでなく支払いや管理までスマートにこなせるようになりましょう。